東北大が教授ら2人を解雇、2人を停職3カ月 セクハラなどで懲戒

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 東北大は30日、大学院農学研究科の入試問題に関する情報を漏えいしたとして、同研究科の40代男性准教授を停職3カ月の懲戒処分にした。准教授は「指導の延長であり、漏えいの認識はなかった」と話したが、大学側は不適切な行為と判断した。

 准教授は昨年7月下旬、研究室の懇談会終了後、複数の学生に対し約1カ月後に予定されていた大学院博士前期課程の試験問題を特定できる情報を話した。学生の指摘を受け、同年9月に再試験が行われた。

 東北大は同日、大学院生命科学研究科の30代男性助教を諭旨解雇とした。助教は2018年12月ごろから約1年間、女子学生1人に対し、髪を触ったり、性的な言動を繰り返したりしたほか、深夜に研究指導するなどのハラスメント行為があった。学生側から被害の申し立てがあり判明した。

 助教は過去にも別の女子学生にセクハラに近い行為をし、上司の教員から注意を受けていた。

 このほか、いずれも昨年10月に仙台市内で酒気帯び運転で事故を起こした教員2人を懲戒処分にした。高度教養教育・学生支援機構の50代女性教授は人身事故を起こし、欠勤などで注意を受けながら改善が見られなかったとして諭旨解雇とした。追突事故を起こした大学院情報科学研究科の60代男性准教授は停職3カ月とした。

 東北大の下間康行理事は記者会見し「被害者、関係者に心からおわびしたい。指導を徹底し再発防止に全力で取り組む」と話した。