アスレチックスが辛くも逃げ切り 勝負の行方は第3戦へ

【ホワイトソックス3-5アスレチックス】@オークランド・コロシアム

アスレチックスは9月の月間MVPを受賞したクリス・バシットが7回までホワイトソックス打線を無得点に抑える好投を披露。8回以降にホワイトソックスの反撃に遭ったものの、なんとか5対3で逃げ切り、対戦成績を1勝1敗とした。明日の第3戦に勝利したチームがアストロズとの地区シリーズに進出する。

アスレチックスはホワイトソックス先発のダラス・カイケルから初回いきなり二死満塁のチャンスを迎え、二塁ニック・マドリガルのタイムリーエラーで2点を先制。2回裏にマーカス・セミエンが1号2ラン、4回裏にクリス・デービスが1号ソロを放ち、5点をリードした。

7回まで無失点に抑えていたバシットは、8回表先頭のティム・アンダーソンにヒットを許したところで降板。アスレチックスのボブ・メルビン監督はここでクローザーのリアム・ヘンドリックスを投入したが、一死後にヤスマニ・グランダルに2号2ランを浴び、3点差に詰め寄られた。

ヘンドリックスは9回表も続投し、連続三振で簡単に二死を取ったものの、連打と四球で満塁のピンチ。メルビンはここでヘンドリックスを諦め、3番手のジェイク・ディークマンがマウンドに上がったが、グランダルの押し出し四球で2点差となり、打席にはアメリカン・リーグ打点王のホゼ・アブレイユを迎えた。

一打同点、長打が出れば逆転というこの場面で、アブレイユは初球を打ってセカンドゴロ。アスレチックスが辛くも逃げ切り、勝負の行方は第3戦に持ち込まれた。勝利投手はバシット(1勝0敗)、敗戦投手はカイケル(0勝1敗)で、ディークマンが1セーブ目を記録。敗れたホワイトソックスだが、ヘンドリックスに49球を投げさせたことが明日のアドバンテージとなりそうだ。

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