「流域治水」で初協議 白川、緑川 年度内に最終案

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白川と緑川の「流域治水」について議論をスタートさせた協議会=30日、熊本市中央区

 国土交通省熊本河川国道事務所は30日、気候変動に伴う水害の激甚化を受け、白川と緑川のハード面とソフト面の対策を総動員した「流域治水」について話し合う協議会の初会合を熊本市で開催。国と県、流域15市町村が、治水対策の現状と目標を確認した。近く、中間案として公表する。

 今後、水位計や河川監視カメラの拡充、新たなハザードマップの作成・配布などのソフト面を中心に新たな対策を検討し、中間案に追加。来年3月末までに流域治水プロジェクト(最終案)にまとめる。

 中間案では、白川で戦後最大となる1953(昭和28)年6月と同規模の洪水でも、堤防の越水を防ぎ、2012年7月と同規模の洪水を安全に流す、という目標を明記。緑川でも、戦後最大の1988年5月と同規模の洪水を安全に流す目標を掲げた。

 目標達成のため、白川では2022年度完成予定の立野ダム建設を推進し、緑川でも堤防などハード整備を進める、とした。調整池の整備など、市町村が実施中の対策も盛り込んだ。(太路秀紀)