ドジャースが初戦を制す 32年ぶり世界一に向けて好発進

【ブリュワーズ2-4ドジャース】@ドジャー・スタジアム

ナショナル・リーグのワイルドカード・シリーズが日本時間10月1日に開幕し、メジャー最高勝率のドジャースはギリギリで第8シードに滑り込んだブリュワーズと対戦。ブリュワーズ先発のブレント・スーターの乱調もあって2回までに3点を先行し、最終的には4対2で勝利した。ドジャースが最後にワールドシリーズを制したのは1988年。それ以来32年ぶりとなる世界一に向けて好スタートを切った。

ドジャースは1回裏先頭のムーキー・ベッツが二塁打で出塁すると、2つの四球で一死満塁のチャンス。ここでウィル・スミスが押し出し四球を選んで1点を先制し、二死後にAJ・ポロックの押し出し四球でリードを2点に広げた。2回裏は先頭のクリス・テイラーと続くベッツが連続二塁打を放ち、1点を追加。スーターは二死後にマックス・マンシーを歩かせたところで降板したが、レギュラーシーズン31回2/3でわずか与四球5だった男が1回2/3で5つの四球を与える大乱調だった。

ドジャース先発のウォーカー・ビューラーは3回までに6つの三振を奪い、無失点に抑える好投を見せていたが、4回表二死二塁からオーランド・アルシアに1号2ランを被弾。しかし、5回表から登板した2番手のフリオ・ウリアスが3回無失点の好リリーフを見せ、7回裏にコリー・シーガーの1号ソロで貴重な追加点を奪った。

2点リードの8回表は3番手のブレイク・トライネン、9回表は4番手のケンリー・ジャンセンが走者を出しながらも無失点に抑え、4対2で試合終了。ウリアスが勝利投手(1勝0敗)、スーターが敗戦投手(0勝1敗)となり、ジャンセンに1セーブ目が記録された。

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