オーイーシー、“みんなが楽しめる”ドローンの利活用機会を提供 [Japan Drone 2020]

ドローンを活用した“地方創生”を提案する株式会社オーイーシーのブースでは、ドローンの飛行可能場所を見える化した「DUCT(ダクト)」を中心に、プログラミングドローン「ドローン操縦・プログラミング体験研修サービス」「ドローンサッカー」が展示されていた。「みんなが楽しめる」をコンセプトにドローン事業を展開しているという。

「DUCT」は、ドローンを飛ばすことを承認した地権者とドローンユーザーを繋ぐシステム。すでに約30ヶ所が登録されており、中でも大分県杵築市は「ドローンパスポート」という独自の仕組み(3,000円で市内5ヶ所のドローンフライトエリアを利用可)に「DUCT」を活用している。

DUCTはドローン飛行場所管理&活用のWebサービス

体験会やドローン競技を地方創生に活かそうと展開しているのもオーイーシーの特徴。「ドローン操縦・プログラミング体験研修サービス」ではビジュアル言語型のドローンプログラミング「DRONE STARプログラミング」でプログラミングの体験会を実施している。「DRONE STAR」は実行しているプログラミングを視覚的にドローンの動きと照らし合わせながら検証できるので、初めてプログラミングを体験する子どもでも試行錯誤を楽しむことができる。

直感的にプログラミングできて検証・改善もビジュアル的にできるDRONE STARプログラミング

また、「ドローンサッカー」では株式会社オートバックスセブン、AOSテクノロジーズ株式会社と共に日本ドローンサッカー連盟を運営。「ドローンサッカー」は壊れにくくなるようガードで360°囲まれた専用競技機体や練習機体があり5人対5人で点を取り合うゲーム。

ドローンサッカーは「ドローン撮影クリエイターズ協会」のブースでオートバックスセブンが体験コーナーを設置

大分には常設のドローンサッカーコートもある(写真:株式会社オートバックスセブン提供)

子どもからお年寄りまで、プロポを触れる人なら“みんなが楽しめる”。実際に筆者も競技用機体を操縦させてもらったが、高度や位置を維持するセンサーが敢えて搭載されていないため、操縦自体を楽しむことができるとともに操縦技術上達の楽しみもありそうだ。大分では7m×16m×5mの専用コートを常設した施設もあり、高校では同好会のチームも存在する。安全に楽しくドローンの技術を競える競技として注目だ。

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