インフルワクチン、高齢者対象の優先接種始まる 鹿児島県内医療機関

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インフルエンザワクチンの接種を受ける高齢者=さつま町の薩摩郡医師会病院

 高齢者らを対象にしたインフルエンザワクチンの優先接種が1日始まった。新型コロナウイルスとインフルの同時流行に備え、重症化の恐れがある人が確実に接種を受けられるよう厚生労働省が協力を呼びかけている。鹿児島県内の医療機関でも初日から接種に訪れる高齢者が相次いだ。

 1日からは65歳以上の高齢者と、60歳以上で心臓や腎臓などの機能不全がある人が優先対象。そのほかは26日以降となるが、国は医療従事者や妊婦らが円滑に接種できるよう配慮を求めている。ただ、優先順に強制力はなく、地域によって異なる場合もある。

 鹿児島市山之口町の小田原病院では1日、高齢者4人が接種した。2日以降も連日予約が入っており、木村重人院長(62)は「例年以上の希望者が来るはず」と身構える。「今のところ患者は例年より少ない。今後も手洗いなどの感染対策を続けてほしい」と話す。

 接種費用の助成対象を生後6カ月以上の全町民に広げたさつま町は、混雑回避のため開始日を分散した。1日からは、高齢者と生後6カ月~高校生が対象となった。

 薩摩郡医師会病院(同町)を訪れた同町山崎の今村不二丸さん(90)は「混雑する前に済ませたかった。コロナにもインフルにも気を付けたい」。相良久治院長(69)は「国もワクチン確保に力を入れている。慌てず予約してほしい」と話した。