国交省・吉岡幹夫道路局長が就任会見/早期復旧とメンテ両輪で強靱化推進

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国土交通省の吉岡幹夫道路局長は1日、日刊建設工業新聞社など専門紙各社の取材に応じ、道路分野で取り組む国土強靱化政策の方針などを明らかにした。災害後に早期復旧が可能な道路整備とメンテナンスを柱に推進する。デジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みを展開。施策の実現に必要となる財源確保の方向性を「利用と負担」の観点から諸外国の事例も参考に考えていく。

国土強靱化を巡り、吉岡氏は相次ぐ大規模災害を踏まえ「被災から1日程度の早期復旧が道路に求められている」と語った。道路網の整備ではミッシングリンクの解消だけでなく、暫定2車線区間の4車線化や高速道路と国道を組み合わせたネットワークの強化に注力する。「道路施設を良好な状態で次世代に引き継ぐ」ことも重要項目としメンテナンスも推し進める。老朽施設を適切に修繕し予防保全への早期移行を目指す。取り組みが遅れている小規模自治体を支援する。

新宿駅南口が代表例のバスタプロジェクトは「交通結節機能や、道路と公共交通の連携を高める非常に意味がある施策」と期待。全国展開に向けた基準類の整備に力を注ぐ。道路分野のDXは▽損傷などの早期発見・対応▽自動化と省人化の徹底▽手続きのオンライン化など▽収集データの社会への還元-の4本柱で展開する。リモートワークを活用した業務の生産性向上や働き方改革は「現場を持つ建設業にとって挑戦になるが十分可能だ」と述べた。

インタビューに応じる吉岡局長=1日、国交省で