この城、100%再生エネ 未使用から完全切り替え、電気料減の試算

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使用する電力を10月から全て再生可能エネルギーに切り替える福知山城(福知山市内記)

 京都府福知山市は10月1日から福知山城(同市内記)で使われている電力を全て再生可能エネルギーに切り替える。市のシンボルから、国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」を発信し、市内で再生可能エネルギーの普及拡大やエネルギーの地産地消につなげる狙い。

 市によると、福知山城の電力消費量は年間5万キロワット。今は再生可能エネルギーは未使用だが、10月からは地域新電力会社「たんたんエナジー」(福知山市)から電力を買い取り使用する。

 市の試算では、4~8月の電気料金が今年同時期と比べて約3万円減る。再生可能エネルギーを100%常時使用している天守閣のある城は、福知山城が全国初になるという。

 市は公共施設で使う電気を順次、再生可能エネルギーに切り替えている。今年4月から市庁舎や小中学校など32施設で導入、10月からは福知山城のほかにも佐藤太清記念美術館(同市岡ノ)など計7施設で取り入れる。

 それでも導入は施設全体の25%にとどまる。将来的には全ての施設で導入する方針で、市産業観光課は「今後は取り組みを加速させていきたい」としている。