【きらら浜 野鳥手帖】 No.19「ムクドリ」

スズメ目 ムクドリ科  [全長]24cm  [時期]一年中見られる留鳥(一部漂鳥)

 田畑や市街地の公園など、身近な場所でよく見られる鳥です。全体的に黒褐色で嘴と脚はオレンジ色、顔には白い羽毛が不規則にあります。

 繁殖が終わって秋になると、集団で行動するようになり、夜には大きな群れでねぐらを作ります。ねぐらは街路樹など人の近くに作ることが多く、数千羽から数万羽の群れになると、「キュルル」「ギャーギャー」と騒がしい鳴き声と大量のフンに苦情が出て問題になることも少なくありません。しかし、ムクドリは田畑を歩き回って虫をよく食べるので、昔は益鳥として喜ばれていました。

 皆さんの周りにもムクドリがいないか、探してみてください。

きらら浜自然観察公園 信木 愛

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