新型コロナ　佐世保で2人感染　県内計238人

　佐世保市は1日、市内の50代会社員男性と、同居の50代会社員女性の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。男性は市内の老人福祉施設で勤務しており、入所者や同僚など計102人にPCR検査を実施する予定。市は「クラスターの可能性は極めて低い」とみている。
　市によると、男性は9月23～24日にかけて勤務。25日に発熱があり、26日に市内の医療機関を受診し30日に陽性と分かった。女性は27日夜に熱発し、30日に陽性と判明した。2人は市内の医療機関に入院中でいずれも軽症。発症までの2週間に県外を訪れていた。
　男性の濃厚接触者は職場の同僚1人。入所者や他の同僚など101人も接触者として検査し、10月2日にも結果を公表する方針。同居の女性は濃厚接触者はいないと判断された。男性が勤務する施設は職員の感染をホームページで公表した。
　県内での感染確認は9月13日以来。感染者は計238人。30日午後7時現在、2人が入院。無症状や軽症用の宿泊施設療養者1人、回復者231人。