「本部釣り筏」にぎわう

 9月19日から22日までの4連休の最終日に「本部釣り筏(いかだ)」に取材に出掛けた。

 本部釣り筏は50人以上で釣りのできる大型筏と、少人数で貸し切りのできるプライベート筏3基を有する県内最大級の釣り筏だ。屋根付きの休憩スペースと水洗トイレを完備していて、女性やファミリーでも安心して釣りが楽しめる。

 本部町渡久地港から出船、15分ほどで大型筏に到着した。船はピストン運行で次から次へと釣り客を運び、筏の上は多くの釣り人でにぎわった。当日は潮の流れが緩く、魚の活性が低い状況だったが各自思い思いの仕掛けで釣りを楽しんだ。東京から年に3~4回は沖縄を訪れているという星川さん親子。娘の星川ありささん(9)は前日の21日に続いて、2日連続で本部釣り筏での釣りを楽しんだ。サビキ仕掛けで、小型のタマンやガーラ、ミーバイ、40センチほどのジヤンボグルクマーやメーターオーバーのシジャーなどをコンスタントに釣り上げた。常連の宮城さんはダンゴ釣りで45センチほどのトカジャーを釣り上げて驚かれた。

 日中釣りの最終便で取材を切り上げたが、入れ替わりで夜釣りのカップルが筏に渡った。夜はタマンのほかカーエーなどが狙えるとのことだ。日中から夜釣りまで楽しめる本部釣り筏は北部のお勧めポイントのひとつだ。海生活(電話)0980(47)5349。

 (おきなわ釣王国社・仲栄真修)

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