鯖江の歴史に触れるぶらり旅!のんびり散歩におすすめのスポット11選

メガネの聖地・鯖江はメガネだけじゃない!
鯖江市に来たなら、メガネだけでなく、歴史に触れる散策もしてみませんか?
鯖江市内の歴史を感じられるスポットをご紹介します!

西山公園

まず最初は福井県内でも人気の高い観光スポット『西山公園』。
ここから鯖江市内の見どころをぐるっとまわってみましょう。

西山公園は日本海側最大のつつじの名所であり、道の駅や動物園などもあります。
道の駅では食事もできるので、軽く腹ごしらえしておくのがいいかも!

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地蔵橋

西山公園を出たら、まずは地蔵橋へ!
交差点脇の少しわかりづらいところにありますが、見つけたら衝撃が走るはず!

この地蔵橋は織田と朝倉の戦いの際、橋を壊して長泉寺を守ろうとする朝倉勢に対し、織田勢は路傍にあった石地蔵を川に投げ込んで埋め、その上を踏み越えて進軍した。

後年、長泉寺の僧が、「我が体を踏ませて、通る衆生に功徳を与えん」と夢のお告げを受け、谷底から引き上げて旧北陸道の小川の橋にしました。

実際に、このお地蔵さんの磨り減った様子から、多くの人馬がこの上を通行したことが偲ばれます。

伝えられている話の通り、お地蔵さんはすり減っていて、現在でも横たわったままこの場所に置かれています。

「地蔵を踏むと災難除けになる」と言われているそうなんですが、これを踏むのにはちょっと勇気がいりますね…。

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酒井家住宅主屋

鯖江市内には文化財に登録されている個人の家も多く、古き良き町並みが所々で見られます。
酒井家住宅主屋も登録有形文化財の建造物です。

明治末期に建てられたにもかかわらず、伝統的町家の表構えを残していますが、2階の天井が高い点は明治末期以降の新しい形式が取り入れられているそうです。

瀧波家住宅主屋

酒井家住宅主屋の数軒先にある瀧波家住宅主屋も登録有形文化財で、鯖江の上級近代町家の貴重な遺構とされています。

純和風の古い建物に見えますが、後ろ側の張出し部は、1階を石造風にモルタル洗出しで仕上げる洋風意匠となっています。

本山誠照寺

親鸞ゆかりのお寺であり、浄土真宗誠照寺の本山です。
敷地内には文化財が数多くあるので、じっくり見てほしいおすすめスポットです。

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あめや呉服店 店舗兼主屋

国の登録有形文化財で、約200年以上続く老舗の呉服店ですが、店内には可愛らしい風呂敷やお香立てなど、おしゃれな和装雑貨もたくさんあるので若い人にも人気のあるお店です。

呉服店になる以前の元禄時代には、誠照寺の門前で参拝者に飴を売っていたことから、今でも『あめや』という名前を使っています。

店内には北大路魯山人が大正2年に彫った貴重な看板が飾ってあります。
ここまで大きなものは他にはないんだとか。

建物は2階部分が黒漆喰塗りで木の柱が塗り込まれ、伝統的な造りのなかに近代的防火構造が見て取れる建物です。

見上げると窓がありますが、よく見ると窓の扉についている飾りが可愛らしかったり、瓦もよく見ると装飾が施されていたり、とってもおしゃれなんです!

恵美写真館洋館

明治28年創業の恵美写真館。
和風に洋風を取り入れた擬洋風建築の建物は国の登録有形文化財になっていますが、現在もスタジオとして変わらずに営業を続けています。

水色がメインの建物がとってもかわいらしいです。

表門はアーチ状の屋根に銅板を葺いてあり、門の脇に木戸のついた和風(薬医門形式)の門構えをしています。

洋館は細かい装飾が施され、おとぎ話に出てくるような洋風のデザインが特徴的なのに、屋根は瓦というちょっと不思議な感じ。

玄関上には鳳凰の漆喰模様もあり、優れた左官技術が活かされています。

弁財天

このお堂には、弘法大師が作った3体の霊像の1つである弁財天が安置されています。

もとは、江戸幕府将軍家の宝物だったものを6代将軍徳川家宣から間部詮房が拝領したもの。
弁天様は琵琶を持った美しい天女姿で、音楽や福徳財宝の神として信仰されているとか。

地元のパンフレットに「旭町2丁目にひっそりと遺る」と書いてある通り、本当にひっそりとしています。

しかし、後ろ側は装飾が豪華で、じっくりみて見ると結構感動しますよ!

植田家長屋門

植田家は、鯖江藩の家老を代々勤めた家です。
1731年頃の建築で、旧鯖江藩時代の面影を残す数少ない建造物として鯖江市の文化財に登録されています。

松阜神社

鯖江藩主間部詮房公(間部家の祖)、初代藩主詮言公、7代詮勝公を祀っている神社です。
境内には岐阜県旧徳山村から移築された三社殿があり、これは鯖江市の文化財に指定されています。

旧鯖江地方織物検査所

明治時代、鯖江近辺で生産された織物はここで検査を受け、合格したものだけが出荷されていました。
現在は国指定の文化財となっています。

また、さばえ現代美術センターとして個展や展示会が開かれていたり、2階はプログラミング教室などが開かれる『Hana道場』となっていたり、今でも活用されている建物です。

Hana道場の詳細はこちら

全てまわるには1時間ほど、ゆっくり見ても2時間もかからずに鯖江の文化財などの見どころを十分楽しめるおさんぽコースなので、電車の待ち時間などにちょうどいいかも!

ゆっくり歩いて鯖江市の歴史を肌で感じてくださいね。

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