【MLB WCシリーズ】ダルビッシュ、負ければ終戦の大一番で先制ソロ被弾 7回途中5安打2失点で降板

ワイルドカードシリーズ第2戦で本拠地マーリンズ戦に先発登板したカブス・ダルビッシュ有【写真:AP】

6回まで無失点と好投も…7回に先制ソロから崩れた

■カブス – マーリンズ(WCシリーズ・日本時間3日・シカゴ)

カブスのダルビッシュ有投手は2日(日本時間3日)、マーリンズとのワイルドカードシリーズ第2戦で先発。落ち着いた投球で6回まで無失点と好投したが、7回に先制ソロを被弾。7回途中5安打2失点で降板した。最速は96.3マイル(約155.0キロ)。

負ければ終戦の大一番。剛腕サンチェスとの投げ合いとなった。初回は3者凡退の順調な立ち上がり。2回は2死からジョイスに四球を与えたが、続くロハスを二ゴロに仕留めた。3回は3人で抑えた。

大きなピンチを迎えたのは4回だった。安打と死球で招いた無死一、二塁。アンダーソンを遊ゴロ併殺打。続く2死三塁ではクーパーをスライダーで空振り三振に仕留め、ガッツポーズを作った。5回は1死からロハスに左越えへの安打を許したが、左翼・シュワバーが二塁へ好返球。1度はセーフと判定されたが、チャレンジでアウトに覆った。この回は3人で抑えた。

6回は3者凡退。しかし、両軍無得点で迎えた7回2死からクーパーに左越えソロを被弾した。ジョイスの二塁打、ロハスの申告敬遠で一、二塁とされると、シエラに右前適時打を許した。6回2/3で94球(ストライク69球)を投げ、6奪三振2四球、5安打2失点だった。

ダルビッシュは今季8勝を挙げて日本人初の最多勝を獲得。防御率2.01、93奪三振の好成績でサイ・ヤング賞の候補に挙がっている。ポストシーズンはドジャース時代の17年以来で、試合前までの通算成績は6試合登板、2勝4敗、防御率5.81。この日はレギュラーシーズンから続く好投を見せたが、一発から崩れた。

【動画】ダルビッシュが空振り三振を奪ったプレート上で急激に外へ変化するスライダーの映像

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(Full-Count編集部)

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