清原果耶主演「おかえりモネ」宮城ロケがスタート!「気仙沼の魅力をお伝えしたい」

2021年春にスタートするNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」(月~土曜午前8:00ほか、開始日未定)の取材会が、宮城県登米市登米町の登米教育資料館で行われ、ヒロイン・永浦百音役を務める清原果耶と制作統括の吉永証氏が出席した。

本作は、宮城県気仙沼市で生まれ育ち、登米で青春を送った百音が、東日本大震災で被災し、生き方を模索する中で天気予報の可能性に着目。気象予報士の資格を取って上京し、故郷にかつての活気を取り戻そうと“気象予報”という「天気」にとことん向き合う仕事を通じて、故郷に貢献する道を探る姿を描く希望の物語。「きのう何食べた?」(テレビ東京ほか)などを手掛けてきた、安達奈緒子氏の脚本によるオリジナル作品で、百音の両親役で、内野聖陽、鈴木京香が出演するなど、多彩なキャストが共演することが決定している。

清原は「連続テレビ小説『あさが来た』で女優としてデビューしたので、こうして2021年の『おかえりモネ』でヒロインを務めさせていただけるというのは本当にご縁を感じますし、頑張らなければと思うのですが、私自身、森林に行く機会はめったになかったので、下見や撮影で足を運んで、自然の余裕というか、自然が私たちに与えてくれる心の穏やかさを感じました。『すこやか』という言葉が奇麗にはまる場所で撮影できてよかったなと思っています。また、エキストラで参加される登米の地元の方たちとお会いして、このドラマにとてもお力を貸してくださっている印象で、ありがたいなと思いました」と登米での撮影の感想を語る。

さらに「気仙沼の方での撮影はまだ始まっていないのですが、一度下見でお邪魔しました。『おかえりモネ』を楽しみにしていると言葉で伝えてくださる方が多い印象で、とてもうれしかったです。活発な漁港の雰囲気や、おいしいご飯など、気仙沼の魅力もたくさん詰め込んでドラマでお伝えしたいです」と舞台となる気仙沼についても触れ、「やはり朝に流れる作品ですので、見てくださった方の心をちょっと温められたりとか、勇気づけられたりするようなドラマを作っていきたいと思っています」と意気込みを伝えた。

制作統括の吉永氏は「ヒロインは気仙沼で生まれ育ち、その後登米で天気の魅力、可能性に目覚めます。さまざまな苦難を乗り越えて気象予報士の資格を取り、やがて東京に出て、さまざまなことが天気に関わっているということを経験し、故郷の気仙沼に戻った後は、家族や仲間のために自分に何ができるかを考えながら成長していく、そんな物語です」と内容を紹介し、宮城を舞台にしたことについては、「来年で、東日本大震災から10年になります。来年の3月を経て、その春から放送が始まるということで、やはり震災の被害に遭った土地を舞台にするのがいいのでは、ということになり、いろいろな場所を取材する中で宮城県を舞台にすることが決まりました」とコメント。

また、清原起用の理由については、「ヒロインが高校卒業したところから物語が始まるので、年齢的に10代後半から20代前半の方を想定していたことが一つ。そして、清原さんの持つ凛とした雰囲気と、まなざしがピュアなところが今回のヒロインに合うということがありました。脚本の安達奈緒子さんとヒロインのキャラクターを話し合う中で、安達さんご自身も、清原さんがヒロインであれば物語をより豊かにできると考えていらしたこともあり、清原さんにお願いすることとなりました」と説明した。

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