10月3日、スーパーGT第5戦富士が開催されている富士スピードウェイで、エアロバティック・パイロットの室屋義秀によるフライトパフォーマンス『“Thanks for ALL” Yoshi MUROYA × LEXUS Special Flight@ FUJI SPEEDWAY』が行われ、今季も迫力のフライトが展開された。
富士スピードウェイのシーズン2回目のスーパーGTでは、2017年以来毎年レッドブル・エアレースでも王者を獲得した室屋義秀によるフライトパフォーマンスが行われている。今季は新型コロナウイルスの影響により大きな影響を受けているモータースポーツを愛し続けてくれるファン、開催へ尽力する関係者、スポンサーへの感謝と敬意を伝えるべく、室屋、レクサス、富士スピードウェイがタッグを組み『“Thanks for ALL” Yoshi MUROYA × LEXUS Special Flight@ FUJI SPEEDWAY』として開催された。
この日はスーパーGT第5戦の公式練習が行われた後の11時45分から、曇り空の中から室屋義秀のエクストラ330SCのエンジン音が富士スピードウェイにこだましはじめた。まずは上空でお得意のパフォーマンスを披露すると、少しずつ室屋が高度を下げはじめ、グランドスタンドのファンからもくっきりと機体が見えはじめるようになった。
そこへ、今回タッグを組んだレクサスのスポーティクーペで、2019年までGT500のベース車両に採用されていた3台のレクサスLC500がストレートへと登場。室屋との競演をみせると、室屋が富士のコースを沿いながらフライトをみせ、LC500との“バトル”を展開した。
その後は例年であれば、2〜3度メインストレート上を通過しパフォーマンスを終えていた室屋だったが、今季は関係者全員への感謝を伝えるため、グランドスタンド裏やゲート等で働く関係者、詰めかけたファンへその勇姿を披露。今季初めてスーパーGTで有観客レースを開催できたことへの感謝を伝え、ふたたびメインストレート通過すると、スタンドからは大きな拍手が送られた。
室屋によるフライトパフォーマンスは、決勝日の10月4日(日)も11時15分から行われる。