前回の反省を活かし「今回はしっかりチームで対策をしてきた」と阪口【第5戦GT300予選会見】

 今シーズン三度目となる富士スピードウェイでの第5戦の公式予選を終え、第2戦富士でもポールポジションを獲得したADVICS muta 86MCの阪口良平と小高一斗が、今シーズン二度目のポールの喜びと、決勝への展望を語った。

阪口良平Q1担当/ベストタイム:1分37秒058
「第2戦の富士に続いてまたポールポジションを獲れたことがすごくうれしいです。午前中の公式練習のときには違うセットアップを試したんですが、あまりいい方向に出なかった。そこから予選に向けてセットアップを変えて、ギリギリまでかかりましたが、Q1の走り出しでフィーリングがいいのはすぐに分かりました」

「計測のタイミングが最後の1周しかなく、少し(他車に)ついていけない部分があった。その部分は一斗に話しました。チームにとっても本当によかったですし、クルマもブレーキ性能もすごくよかった。出し切れたかなと思います」

「今回からお客さんがいて、なかには写真を撮られている方も多く、速いクルマを追いかけている雰囲気は感じます。あとはサポートレースもあるのですごく活気がある。徐々にですけどこうやって戻ってきていること、レースをさせてもらえることをあらためてうれしく感じます」

「第2戦の富士大会は僕がスタートドライバーだったんですけど、トップを10周しか守れなかった。そのあと3番手で一斗につなぎましたが、成績は予選の結果からすると全然だめだった。今回はしっかりチームで対策をしてきたので、まだどちらがスタートを担当するか分からないですが、しっかりバトンをつないで、またここに呼ばれるようにチーム一丸となって頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします」

■小高「第2戦富士のリベンジをしたい」

小高一斗Q2担当/ベストタイム:1分36秒090
「第2戦の富士もポールポジションを獲得することができて、今回もまた獲ることができてすごくうれしいです。公式練習であまり調子がよくなく、予選までの短い時間でセットアップを変えてもらった。Q2までには良平さんから『ここはもう少しアジャストしたほうがいい』というドライビングのアドバイスももらいました。それを自分のなかで合わせてポールを獲ることができたので、すごくうれしいです」

「自分のなかではポールを獲ることよりも明日の決勝のほうが大事だなと思っているので、決勝もしっかり獲って行きたいと思っています」

「前戦までは走っていても静かというか、コーナーの外に人もいないし、クルマも停まってないという静かな雰囲気だった。でも今回は走っていて目に写る人がいるんだなというのが分かってよかったです。ファンがいてくれるほうが自分も今回のような結果を出したときに達成感もありますし、誰もいないよりはやっぱりいたほうがいいなと思いました」

「ここ4戦ずっと厳しいレースが続いていて、第2戦の富士大会もポールからスタートできたけどいい結果にはつながらなかったので、今回はしっかりとリベンジしたいと思っています。応援よろしくお願いします」

2020年スーパーGT第5戦富士 ADVICS muta 86MC(阪口良平/小高一斗)

© 株式会社三栄