塗り絵でおくんち気分を 「弱虫ペダル」漫画家 渡辺航さんら参加 長崎県美術館HPで公開 色付け作品を12日まで募集

長崎くんちのイラスト。上段は左からCHEBLO「鯨の潮吹き」、marini*monteany「阿蘭陀万歳」、中段は左からMINATOMACHI FACTORY「龍踊」、同「コッコデショ」、下段は左から渡辺航「川船」、同「阿蘭陀船」

 「弱虫ペダル」作者で長崎市出身の渡辺航さんら長崎ゆかりの漫画家らが、諏訪神社(同市上西山町)の秋の大祭「長崎くんち」をテーマに塗り絵を描いた。県美術館が企画し、ホームページ(HP)で公開。その塗り絵に色付けした作品を12日まで募集し、同館のアートビジョンなどで放映する。

 新型コロナウイルスの影響で奉納踊りが来年へ繰り延べとなる中、自宅で“おくんち気分”を味わってもらおうと同館が企画。渡辺さんらも「長崎を元気にできるなら」と快諾した。
 塗り絵は6種類。渡辺さんは、弱虫ペダルの登場人物が「川船」と「阿蘭陀(おらんだ)船」の演(だ)し物を披露する姿を生き生きと描いた。このほか東京で活躍中のユニット「marini*monteany(マリーニ・モンティーニ)」、佐世保市の就労継続支援B型事業所「MINATOMACHI FACTORY(ミナトマチファクトリー)」所属のアーティスト、長崎市のデザイン制作チーム「CHEBLO(チェブロ)」が協力した。
 投稿は作品を撮影またはスキャンし、データをメールで。同館アートビジョンなどで7日から放映する。送り先など詳細は同館HP。問い合わせは同館(電095.833.2110)。

© 株式会社長崎新聞社