《準決勝》健大高崎 打ち崩してコールド勝ち 館林に12-3

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館林―健大高崎 4回裏健大1死二、三塁、小沢が右越え3ランを放つ=桐生
館林―健大高崎 6回表館林無死一、二塁、宮村が小沢、篠原をかえす右越え二塁打を放つ=桐生

 ▽準決勝(桐生)
館林

 000 102 0-3

 300 702 ×-12
健大高崎
(七回コールド)

 ○…健大高崎が打ち込んでコールド勝ち。初回、桜井の左前適時打や伊藤の2点三塁打で3点先取。四回は代打森川の2点打、小沢の右越え3ランなどで一挙7点追加した。六回にも加点し、突き放した。

 館林は六回、小沢の左前打や四球で無死一、二塁とし、宮村の二塁打で2点返したが、そこまで。

◎好機逃さぬ執着心を発揮…健大高崎

 「(これだけ打って)負けたらしょうがない」。試合後、青柳博文監督が振り返ったように、またもや健大高崎は相手を打ち崩して勝利した。だが、チームの強さはそれだけではない。全員が確実に好機をつかみ取る執着心を持っている。

 初回に凝縮されていた。先頭の堀江晃生(こうき)が四球で出塁すると、3度のけん制を受けながらも投手の変則フォームをつかんで二盗。続く吉里竜門(りゅうと)は2ストライク後に冷静に犠打で送り、3番桜井歩夢が左前打で先制点を奪った。相手からもらった四球を無駄にせず、わずか6分で本塁を踏んだ。

 大会で上位に進めば好投手と当たり、失投が減る。そのため実戦を想定したバント練習を繰り返し、「手堅く進塁して効率良く打力を生かす」ことを意識してきた。敵失などで無死一、二塁となった四回は8番綱川真之佑の犠打で走者を進め、大量点の流れに。3ランを放った小沢周平主将は「小技からリズムをつくり、長打を生む理想の形を出せた」と手応えを話す。

 2年連続で関東出場を決めたが、ナインにとっては通過点。小沢主将は「ずっと目指してきたのは県大会制覇。チームの合言葉である『一戦必勝』を忘れずに、最後の試合に臨む」。勢いに乗る健大の快進撃は、これからが見せ場だ。(斎藤大希)