明日地区シリーズ開幕 各球団の先発ローテーションは?

地区シリーズはアメリカン・リーグが日本時間10月6日、ナショナル・リーグが同7日に開幕する。地区シリーズに進出した8球団のうち、大半の球団が先発予定投手をすでに発表している。ここではその顔触れをチェックしてみよう。

レイズ

レイズはブレイク・スネル、タイラー・グラスナウ、チャーリー・モートンの先発三本柱が第1戦から第3戦までこの順に先発する。ワイルドカード・シリーズを2連勝で突破したため、モートンは登板機会がなかったが、ケビン・キャッシュ監督は「ブレイクとタイラーの2人を通常のルーティーンで登板させることが重要だと考えた」と語り、スネルを第1戦、グラスナウを第2戦に起用することを決めた。

ヤンキース

ヤンキースは対戦相手のレイズと対照的に、現時点では第1戦のゲリット・コールしか先発予定投手を発表していない。アーロン・ブーン監督は地区シリーズでオープナーを起用する予定がないことを明言しており、第2戦以降は田中将大、J・A・ハップ、デイビー・ガルシア、ジョーダン・モンゴメリーが先発を務めると見られる(順不同)。ただし、2勝2敗で第5戦を迎えた場合、自身初の中3日でコールが先発する可能性もありそうだ。

アスレチックス

アスレチックスは第1戦にクリス・バシット、第2戦にショーン・マネイアが先発する。バシットはワイルドカード・シリーズ第2戦で好投したが、マネイアは登板機会がなかった。第3戦以降はワイルドカード・シリーズで先発したヘスス・ルザードとマイク・ファイアーズが先発を務めることが予想される(順不同)。

アストロズ

アストロズは第1戦にランス・マカラーズJr.、第2戦にフランベル・バルデスが先発する。ダスティ・ベイカー監督は「彼は休養十分だ」と語り、ワイルドカード・シリーズで登板機会のなかったマカラーズJr.をできるだけ早く登板させたいと考えているようだ。バルデスはワイルドカード・シリーズではリリーフで好投。第3戦と第4戦はザック・グレインキーとホゼ・ウルキディが先発すると見られる(順不同)。

ドジャース

ドジャースはワイルドカード・シリーズと同様、第1戦にウォーカー・ビューラー、第2戦にクレイトン・カーショウが先発する。ビューラーは右手人差し指のまめの影響で長いイニングを投げられない状態が続いており、ワイルドカード・シリーズ第1戦と同様にフリオ・ウリアスがロングリリーフを務める可能性もある。ウリアスが第1戦に登板した場合、第3戦はトニー・ゴンソリン、第4戦はダスティン・メイの先発が濃厚だ。

パドレス

パドレスはまだ先発予定投手を発表していない。ワイルドカード・シリーズを欠場したディネルソン・ラメット(右上腕二頭筋の張り)とマイク・クレビンジャー(右肘痛)の2人がどの試合で投げられるかによってローテーションの順番は変わってくる。ワイルドカード・シリーズでは第1戦にクリス・パダック、第2戦にザック・デービースが先発したものの、いずれも長いイニングを投げることはできず、先発のコマ不足のため第3戦はブルペン・ゲームとなった(9人の継投で完封勝利)。

ブレーブス

ブレーブスは第1戦に26歳のマックス・フリード、第2戦に22歳のイアン・アンダーソン、第3戦に25歳のカイル・ライトが先発する。ワイルドカード・シリーズではレッズ打線に合計22イニングで1点も与えず、2試合連続完封勝利を収めたが、同様の快投を地区シリーズでも見せられるかは未知数だ。また、この3人以外にレギュラーシーズンで6試合以上に先発した投手はおらず、勝負が第4戦以降にもつれた場合、先発のコマ不足が懸念される。

マーリンズ

マーリンズもまだ先発予定投手を発表していないが、第1戦はワイルドカード・シリーズ第1戦で好投したサンディ・アルカンタラが中5日で先発することになるだろう。第2戦と第3戦はパブロ・ロペスとシクスト・サンチェス(順不同)、第4戦はトレバー・ロジャースが先発を務めると予想されている。決着が第5戦に持ち込まれた場合、中3日でアルカンタラの先発が濃厚だ。

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