産後うつ 助け求めて 新潟でメンタルヘルス勉強会

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妊産婦らがメンタルヘルスについて学んだ勉強会=4日、新潟市西区

 妊産婦らがメンタルヘルスについて学ぶ勉強会が4日、新潟市西区の内野まちづくりセンターで開かれた。「産後うつ」が社会問題となる中、新潟信愛病院児童精神科の稲月まどか医師(60)が「赤ちゃんを産むだけで大仕事。うつになったことを悪いとは思わず、『助けて』と言っていい」と呼び掛けた。

 妊産婦らを支えようと、新潟市助産師会が主催し、45人が参加した。産後うつは、重症になると自殺や虐待につながるとされる。

 稲月医師は、妊娠や出産、子育ては母親の身体的疲弊が大きく、心が揺さぶられる時期だと指摘。出産した母親の10~20%、父親の約10%がうつになるデータを紹介し、「うつになったことを悪いとは思わず、『助けて』と言っていい」と語った。

 産後うつになった時の対処法として、一人で頑張りすぎず、優先順位を付けて家事をしたり、家族や行政などを頼ったりしてほしいと助言。夫ら周囲の人に対しては「女性は不安だという気持ちを受け止めてもらうだけで楽になる。『頑張っているよ』と声に出してねぎらってほしい」と訴えた。

 夫婦で参加した新潟市中央区の看護学校教員女性(34)は「新型コロナウイルスの影響で産婦人科の両親教室が中止となり、不安があったが、勉強会で話を聞き、気がほぐれた」と話した。