今夜、なぜ北日本で激しい雨なのか?

©株式会社サニースポット

今日(5日・月曜日)の天気予報は、西日本では「曇りのち晴れ」、北日本では「夜から明日朝にかけて、雨、所により激しい雷雨」となっています。

気象衛星ひまわりの雲画像を見てみても、午前中は日本全体に雲がかかっていたのが、西日本から徐々に晴れてきているのを、見ることができます。
https://www.jma.go.jp/jp/gms/smallc.html?area=0&element;=0&time;=202010051350&line;=1
気象庁HP 衛星画像

では、なぜ西日本では天気が回復しするのに、北日本では天気が下り坂で、激しい雷雨が予想されているのでしょうか?

天気予報などで見かける地上天気図を見るとわかる通り、西日本は、大陸から高気圧が勢力を強めるため、次第に好天になります。
そのため日差しも出て、日中は気温が上がりやすいのです。

一方で、北日本はと言うと、北海道付近を低気圧が通過します。

さらに、地上天気図だけでなく、上空にも目を向けてみると、明日にかけて寒気が強まる予想になっています。

上空に寒気が強まると何が起こるのかというと、大気の対流をもたらします。
大気の対流が起こると、雲の発生や、激しい降水現象を促します。

上空に寒気が入ることで、天気予報でよく耳にする、いわゆる「大気の状態が不安定」という状況を作り出すのです。
その結果、激しい雨や雷雨がもたらされます。

つまり、今夜から明日にかけての天気予報で、北日本が雨や雷雨になっているのは、
日本海を抜け、今夜北日本上空にやってくる寒気が、北海道付近の低気圧を活発化して、激しい雷雨をもたらすからというわけなんです。

これから、冬になるにつれ、上空の寒気が日本全体で強まる時期になります。
天気予報で「上空の寒気が強まり、大気が不安定」というフレーズを耳にしたら、雨や雷雨の可能性を考慮して、空模様に注意してみてください。