始球式で男泣きしたティモンディ・高岸宏行のスゴイ経歴

お笑いコンビ・ティモンディが4日、東京・神宮球場で行われたプロ野球のヤクルト-広島戦で始球式に登場した。

各スポーツ紙によると、メンバーの高岸宏行と前田裕太は、ともに高校野球の強豪校である愛媛・済美高校の野球部出身。高岸は投手としてプロから声がかかったこともあるが、故障のため断念したという経歴の持ち主。

高岸は高校時代に対戦経験がある阪神タイガースの秋山拓巳投手から贈られたグラブを着用。マウンドに立つと感極まって思わず大泣き。「目標は170キロです。やればできる!」と宣言した一投は、138キロを計測して捕手役の前田が構えたミットに収まったという。

同コンビは人気お笑いコンビ・サンドウィッチマンらと同じ事務所に所属。2人済美高校野球部の同期生として出会い、入寮した晩に最初に話をして以来仲が良く2015年にコンビを結成。

コンビ名は高岸の夢の中に出てきた単語であり、神のお告げだと思ってコンビ名にしたという。

2019年にテレビ東京系「ゴッドタン」、テレビ朝日系「アメトーーク!」への出演を皮切りに済美出身の野球芸人であることや高岸のキャラクターが注目され、メディアへの出演が急増。今年2月、YouTubeチャンネル「ティモンディのベースボールTV」を開設した。

始球式で男泣きした高岸だが、高校2年時から控え投手兼野手としてレギュラーを獲得。3年時は夏の甲子園愛媛県大会決勝で敗れ、甲子園出場はならず。

しかし、投手としては最速147キロを記録し、プロ野球からのスカウトを受けたが、大学の方がプロより話が来たのが早かったため、東洋大に進学。東洋大3年時に故障してプロを断念することになった。

芸人になった後、2018年12月には球速が150キロをマーク。19年11月に東京ドームで行われたジャイアンツファンフェスタでは軟式球で打者炭谷銀仁朗に対して149キロを計測した。

現在、始球式での芸能界最速は19年7月に甲子園球場で俳優の間宮祥太朗が記録した139キロ。

高岸が本調子を出せれば芸能界最速に躍り出そうだ。 

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