報復、連鎖 県警厳戒 旧山口組分裂、県内でも衝突

 特定抗争指定暴力団山口組と神戸山口組の対立を背景に、県内でも傘下組織が衝突を繰り返している。先月14日には宮崎市の中心部で、神戸山口組系の男性組長が包丁で襲われ、大分県内の山口組系暴力団組長が殺人未遂の疑いで逮捕、同罪などで起訴された。捜査関係者は「別の山口組系の組長が車で襲撃された報復の可能性がある」とみており、県警は報復の連鎖や抗争へとつながらないよう警戒を強めている。

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