【新型コロナ】3大ロードレース大会、全て中止に 伊勢原市「対策完全にできない」

 神奈川県伊勢原市は5日、来年3月に開催予定だった第36回大山登山マラソン大会など、同市の3大ロードレース大会を全て中止すると発表した。主催する市が各大会の協力団体と協議した結果、新型コロナウイルス対策が完全にはできないとして中止の決断を下した。

 中止を決定したのは大山登山マラソン大会(来年3月14日)、第50回市民走れ走れ大会(今年12月13日)、第38回伊勢原駅伝競走大会(来年1月17日)。

 大山登山マラソンは、コロナ禍で2年連続の中止となった。ほかの2大会の中止決定は初という。

 大山登山マラソンは、小田急線伊勢原駅をスタートして中腹の大山阿夫利神社下社まで標高差約650メートルを駆け登る山岳マラソン。全国的に知られ、昨年は選手・役員合わせて約3700人が参加した。市民走れ走れ大会は前回、役員含め約700人、伊勢原駅伝は前回、同約750人が参加した。

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