筑西市の人口10万人割れ 合併後初 市「社会減は鈍化」

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筑西市役所=同市丙

筑西市の人口が10万人を割り込んだことが、5日までに明らかになった。1日現在の常住人口が9万9987人になったことを、同市企画課統計グループが確認。2015年度の国勢調査に基づいた市人口に、その後の転入と転出、出生と死亡の人数を合計し算出した。同市の人口が10万人を割り込むのは、05年3月に4市町合併で発足して以来初めて。同年4月1日時点の人口は11万3599人だった。

人口10万人割れは「イメージ低下につながる」などの懸念の声があり、市は19年4月に人口対策部を新設。子育て、教育、住宅、公共交通、企業誘致など人口に関わる各分野で横断的に調査、研究を推進し「第1子から誕生祝い金20万円」や若者支援の各施策などを実施してきた。同部は人口10万人割れについて「死者数が出生数を上回る自然減が最大の要因」と分析。「転入よりも転出が増える社会減の傾向は鈍化しており、各施策の効果は表れている」と説明している。

須藤茂市長は5日、「今後も、人口の維持・向上を積極的に図りながら、10万人都市にふさわしい市政運営を目指し、あらゆる世代が安心して暮らせる持続可能なまちづくりに向け、全力で取り組んでまいります」とコメントを発表した。