高校球児、熱中症対策で白スパイク 「熱こもらず足元軽い」 沖縄秋季大会でKBC未来が着用

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 今春の公式戦から、高校球児たちに白のスパイク着用が解禁された。熱中症対策として使用が認められた。効果は抜群のようで、全国で話題を集めている。県内でも、開催中の県秋季大会で、真新しく光る白のスパイクを履いて、グラウンドを駆け巡る球児たちの姿がある。

 「黒と比べて10度くらい違う。全然立ち疲れしない」と語るのはKBC未来の島袋桜主将。大会前に全員で話し合い「白いスパイクで参加してみたい」と神山剛史監督に願い出て、練習試合から試していたという。島袋は「熱が全然こもらない」と効果を実感している。

 メーカーのミズノが実施した実験では、白スパイクの方が黒スパイクに比べ内部、表面温度ともに約10度低いとの結果を発表している。KBCの慶田城匠麻外野手は、その温度差がプレーにも影響すると強調し「疲労がたまりにくい分、終盤でも足元が軽く感じる」と、足を上げて新しいスパイクを見せてくれた。

 ナインを率いる神山監督は「まだ具体的な効果は分からないんじゃないか」とプレーへの好影響については苦笑い。履き心地がいいとの選手の反応については「ずっと白がいいということなので、判断は任せる」と使い続ける。

 日本高野連が定める「高校野球用具の使用制限」によると、2020~21年度を移行期間に掲げており、選手、監督、コーチで白と黒の混在を認めている。22年度以降は、再検討するとしている。