平戸市社協に配食用車両 みずほ教育福祉財団が寄贈

配食用小型電気自動車の運転手順などを確認する社会福祉協議会の担当者=平戸市岩の上町

 みずほ教育福祉財団(塚本隆史理事長)はこのほど、平戸市社会福祉協議会に配食用小型電気自動車を寄贈した。
 1972年に設立した同財団は、高齢者への食事の配達事業に取り組む事業者の支援を17年前から続けている。本年度、小型電気自動車の寄贈を受けたのは、同市社協など全国10団体。
 同市岩の上町の市社会福祉センターで贈呈式があり、同財団の林敏朗福祉事業部長が「食は生活、健康の基本。財団に関わる、多数の有志の気持ちを車両に込めた」とあいさつした。同市社協の宮本照芳会長は「平戸は高齢化率が高く、カバーする地域も広い。電気自動車寄贈は事業コスト削減、環境保全の両面からありがたい」とお礼を述べた。
 同市社協は市の委託事業として、1日平均約13人分の食事を調理、配達している。担当スタッフたちは運転手順や充電方法などを確認すると、早速試運転した。

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