ザ・ローリング・ストーンズ来日30周年記念、紙ジャケ13タイトル再発&『ブルー&ロンサム』初紙ジャケ化決定

今年2020年はザ・ローリング・ストーンズの記念すべき初来日公演が実現してから30周年。これを記念して、ザ・ローリング・ストーンズ・レコードから全14タイトルの紙ジャケットが12月4日に発売される。

今回リリースが決定した14タイトルのうち、オリジナル・アルバム13タイトルの紙ジャケットはアンコールで再発売。2016年発表の『ブルー&ロンサム』は初の紙ジャケット仕様で発売する。

全14タイトルは以下の通り。

(1) スティッキー・フィンガーズ

 

自らが設立したローリング・ストーンズ・レーベルからの第1弾にして、ミック・テイラーが全編に参加した初のスタジオ・アルバム。「ブラウン・シュガー」「ビッチ」「ワイルド・ホース」他、ストーンズ全盛時の才気煥発を閉じ込めた紛れ無き傑作。 (1971年発表)

(2)メイン・ストリートのならず者 

「ダイスをころがせ」「ハッピー」「ロックス・オフ」他、ストーンズ特有のルーズでアーシーなフィーリングが絶妙のバランスで発揮されたローリング・ストーンズ・レーベルからの第2弾アルバム。2枚組LPとして発表された当時の“ラフで散漫”との評価から一転、現在ではストーンズ最高傑作の1枚と位置づけられている。 (1972年発表)

(3)イッツ・オンリー・ロックン・ロール 

ミック・テイラー最後の参加作となった、ローリング・ストーンズ・レーベルからの第4弾アルバム。ステージに欠かせないタイトル曲、キースのらしいカッティングが冴える「ダンス・リトル・シスター」、テイラーのセンスが凝縮された「タイム・ウェイツ・フォー・ノー・ワン」他、小気味よいロック・サウンドに彩られた作品。 (1974年発表)

(4)ブラック・アンド・ブルー

ミック・テイラーの後任オーディションを兼ねて録音された為、ロン・ウッドを含む複数のギタリストが参加したザ・ローリング・ストーンズ・レーベルからの第5弾アルバム。ファンキーな「ホット・スタッフ」、壮大なバラード「メモリー・モーテル」他、都会的に洗練された音楽性をオープンなサウンドで表現。 (1976年発表)

(5)女たち

パンク・ムーヴメントに呼応した性急なロック・ナンバーから、カントリーの「ファーラウェイ・アイズ」、そしてディスコ・ビートを大胆に取り入れた大ヒット曲「ミス・ユー」まで、ストーンズがその貫禄と懐の深さを見せつけた会心の作品。 (1978年発表)

(6)エモーショナル・レスキュー

ストーンズ80年代の幕開けを飾るローリング・ストーンズ・レーベル第7弾は、ファルセットで歌われる異色のタイトル曲や、レゲエ、ダンス調のナンバーのみならず、ストーンズ風ロックン・ロールにも空間的な広がりを感じさせるクールなサウンド・プロダクションが施された作品。英国1位、米国1位を獲得。 (1980年発表)

(7)刺青の男 

ストーンズを代表する1曲「スタート・ミー・アップ」、ポップなロックン・ロール「ハング・ファイアー」、屈指の名バラード「友を待つ」他、過去のセッションからのアウトテイクをベースにしながらも、抜群のクオリティを誇る楽曲を抜けるようなサウンドで収めた快作。  (1981年発表)

(8)アンダーカヴァー

ヒップホップの要素を採り入れた「アンダーカヴァー・オブ・ザ・ナイト」、パーカッシヴなアフリカン・ビートを持つ「トゥー・マッチ・ブラッド」他、従来のストーンズ・サウンドとは一線を画す新機軸も打ち出されたローリング・ストーンズ・レーベルからのスタジオ第9弾。 (1983年発表)

(9)ダーティ・ワーク

ミック・ジャガーがソロ作をリリースしたことでキース・リチャーズとの関係が悪化、解散の危機も囁かれるなか発表されたアルバム。キースが制作を主導、ジミー・ペイジ、ボビー・ウーマックほか豪華ゲストの参加を得て完成した作品で、冒頭からハード・エッジで攻撃的なサウンドが展開される。 (1986年発表)

(10)スティール・ホイールズ 

ミック・ジャガーとキース・リチャーズの確執に端を発したバンド存続の危機を乗り越えて、その後の活動の基礎を築くことにもなった重要作。全米チャート5位を記録したヒット・シングル「ミックスト・エモーションズ」や日本では清涼飲料水のCMにも使われた「ロック・アンド・ア・ハード・プレイス」、故ブライアン・ジョーンズへのオマージュとなった「コンチネンタル・ドリフト」など充実した楽曲が並ぶ。 (1989年発表)

(11) ヴードゥー・ラウンジ 

脱退したビル・ワイマンに代わるベーシストとしてダリル・ジョーンズ、プロデューサーにドン・ウォズを起用して制作されたローリング・ストーンズ・レーベルからのスタジオ第12弾。かつてのストーンズ・サウンドを踏襲した冒頭3曲以降は、様々な音楽的要素を取り入れた実験的作風が並ぶ、バラエティ感覚に溢れた作品。 (1994年発表)

(12)ブリッジズ・トゥ・バビロン

楽曲ごとに気鋭のプロデューサーを起用、多くのゲスト・プレーヤーを迎え、ストーンズ流儀とモダンなサウンド・プロダクションとの融合を目指したローリング・ストーンズ・レーベルからのスタジオ第13弾。ソロ作を経ずに制作に入ったためか、ミック・ジャガー、キース・リチャーズそれぞれの主導する曲がはっきりと別れ、キースは初めて3曲でリード・ヴォーカルをとっている。 (1997年発表)

(13)ア・ビガー・バン

前作より8年を経て発表されたスタジオ・アルバム。ストレートなロック・ナンバー「ラフ・ジャスティス」他、実験精神旺盛な前2作から一転、改めてストーンズ・サウンドの本質を追求したかのような作風は、「往年の名盤に並ぶ傑作」との高評価を得た。 (2005年発表)

(14)ブルー&ロンサム

<初の紙ジャケット化> 『ア・ビガー・バン』以来11年振りとなるスタジオ・アルバムで、ルーツでもある全曲ブルースのカヴァーを収録。たった3日でレコーディングされ、全曲オーバーダブなしに生演奏された衝撃的作品。エリック・クラプトンも2曲参加。 (2016年発表)

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