大阪から日本中を元気に!映画『鬼ガール!!』スペシャルイベントレポート

舞台は、今も鬼伝説が残る大阪の河内長野市にある秘境・奥河内。
鬼族の末裔であることにコンプレックスを持ち、本当の自分を隠しながら生活する高校生の鬼瓦ももか(井頭愛海)が、仲間たちと「映画作り」にかけた日々を、恋と友情、笑いと涙を描いた青春エンターテインメント『鬼ガール!!』。

自治体や観光協会などの全面協力のもと制作された本作が、いよいよ2020年10月9日(金)大阪での先行公開を皮切りに、10月16日(金)より全国で順次公開に。

公開を控えた10月3日(土)、『大阪市中央公会堂』で「映画『鬼ガール!!』特別試写会×奥河内の魅力発信イベント~大阪文化芸術フェス連携~」が開催されました。内容“鬼盛り”なイベントの模様をたっぷりご紹介します。

本作が映画初主演となる井頭愛海は奥河内出身!

井頭愛海

試写会の本編上映前、舞台挨拶に登壇したのは、主演の井頭愛海と瀧川元気監督。さらに本作で音楽プロデューサーとして参加した元THE BLUE HEARTS梶原徹也がサプライズで登場!

井頭は地元が奥河内。
馴染みのある場所が舞台の映画への初主演について縁を感じたと話し、オファーを受けたときは「本当に嬉しくて、(マネージャーさんと)ハイタッチをして喜びました!」と振り返りました。

瀧川元気監督

さらに瀧川監督から、アメリカの『New York Film Award(ニューヨーク映画賞)』にて、「最優秀ファンタジー賞」と「初監督長編賞」を受賞したという重大発表が! 会場中が大きな拍手に包まれました。

瀧川監督・梶原は、ともに実家が河内長野市ということで初対面から意気投合

梶原徹也

梶原が本作に参加したのは、映画『ブルーハーツが聞こえる』の下山天監督に瀧川監督を紹介されたことがきっかけ。実際に会ってみたらお互い実家が河内長野市で、すぐに意気投合して、瀧川監督の初長編映画に協力することを決意したのだそうです。

本作内では、ももかの妹・鬼瓦りりか(深尾あむ)らによるガールズバンド“鬼ロック”の『TRAIN-TRAIN』の演奏シーンも登場。梶原は、「当時リアルタイムで僕たちの曲を聴いていた世代とは違う世代の子たちですが、すごく一生懸命練習してくれている姿を見て僕も全力で作品でのパフォーマンスシーンに取り組みました」と感慨深く語りました。

注目シーンはラスト20分の“連鎖劇”

舞台挨拶最後に、梶原は「音楽も合わせてお楽しみください」、井頭も「大阪ならではのクスッと笑えるシーンもあって、私もコメディに初めて挑戦したのでそこも合わせて楽しんでいただければ嬉しいです!」とPR。
瀧川監督は「魂を込めて作りました。とくにラスト20分に出てくる“連鎖劇”のシーンはキャスト・スタッフ一丸となって作り上げたシーンなので、ぜひ注目してください」とアピールしました。

圧巻のパフォーマンスに、井頭も思わず感動の涙

奥河内3ヶ寺住職

本編上映後には、映画の中でも披露されていう護摩法要を、梶原、和太鼓奏者・陽介、そして奥河内3ヶ寺住職らが舞台上で披露するスペシャルイベントが催されました。

梶原と陽介のセッション

前半は、住職らが中央に立ち般若心経を唱え、それに合わせて梶原のドラム演奏と、和太鼓奏者・陽介による和太鼓の演奏がミックス。後半は梶原のドラムと和太鼓のセッションが披露されました。

演奏する梶原からは飛び散る汗が見えるほど臨場感たっぷりで、その力強いパフォーマンスに一気に飲み込まれる観客。

最後に、和太鼓奏者の陽介による「生きるとは、生きたいように生きること!」の叫びでパフォーマンスは終了。
映画のテーマにも通じる言葉であり、その迫力と熱いメッセージに、会場からは鳴り止まないほどの拍手が巻き起こりました。

舞台袖で演奏を聴いていた井頭は、感動のあまり思わず涙。「撮影のときも護摩法要のシーンは近くで見ていたのですが、改めて舞台で拝見すると、本当に迫力があってご利益がありますね」(井頭)。
パフォーマンスを終えた梶原も「この映画を見れば、運気が上がってパワーが出る。そういう風に伝わってくれたら嬉しい」と語りました。


(C)2020映画「鬼ガール!!」製作委員会

※【画像・参考】SDP

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