伊集院光 トランプ大統領の退院について「もう転んでもだたじゃ起きない」

6日放送の『伊集院光とらじおと』(TBSラジオ)で、タレントの伊集院光が、新型コロナウイルスに感染したドナルド・トランプ米大統領が退院した話題について語った。

番組では「ウィズ コロナ よもやま話」というテーマでリスナーからメッセージを募集したが、そのことに関連し、当日にトランプ大統領の退院が報じられた話題となった。

伊集院は「もう転んでもだたじゃ起きない」と素直な感想を語り「もちろん回復して欲しいし、アメリカのトップの人が病状不安定なのはよくないからさ」と補足した。

さらに伊集院は退院したときのトランプ大統領について「なんだろうね…、『俺の言った通り、恐るるに足らずだろ!』ぐらいの感じで」と自身満々の様子だったことに言及。竹内香苗アナウンサーも「文化の違いというか、『お騒がせして、ご迷惑をおかけしてすみません』みたいなテンションとは真逆だなって思いました」と感想を語った。

なお、伊集院は日本でもコロナにかかったからといって謝る必要はないという意見だそうだ。しかし、あまりに自信満々なトランプ大統領には驚いたようで「(謝る必要はないと)思うんだけれども、なんかわかんないけど、胸張って『どうだ!』って出てくる感じだとファンは湧くんだろうねあれ。支持者はより『うちのトランプさんスゴイわ~』」と語ったのだった。

その後、伊集院は似たような復活劇を演出した方法で思い出した例があると、2009年に亡くなった5代目三遊亭圓楽のエピソードを出す。5代目圓楽は若い頃にちょっとした骨折を週刊誌で再起不能と掲載されたことがあったが、そのまま否定せずにいたそうだ。

それは、戻ってきたとき奇跡の復活として扱われ、さらに売れるという狙いがあったそうで、伊集院は「『いいんだ、再起不能って書いてあった方が』って言ってたけど、あのやり方……。コロナにかかってガッカリするところだけれども、『コロナ恐るるに足らず! 俺はこんなに頑張ってるんだよ』って……」と回想したのだった。

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