三浦半島で相次ぐ異臭「一体何なのか」 小泉環境相、国も全面協力の考え示す

県内で相次ぐ原因不明の異臭騒ぎに「できることはやる」と語る小泉環境相=6日、環境省

 神奈川県の三浦半島を中心に相次いでいる原因不明の異臭騒ぎを受け、小泉進次郎環境相(衆院神奈川11区)は6日の記者会見で、地元自治体から情報収集するとともに、要請があれば専門家を派遣するなど全面的に協力する考えを改めて示した。「環境省としてできることはやっていきたい」と述べた。

 小泉氏は「私の地元の横須賀や三浦半島、最近では横浜でも報道されている。一体何なのか、どこから発生しているのか全く分からない」と説明。「住民にとって間違いなく関心事、不安だと思うので関心を持って見ていきたい」と強調した。

 県内では6月以降、横須賀市や三浦市で「ゴムが焦げた臭いがする」などという通報が住民から相次ぎ、今月1、3の両日には横浜市でも通報が寄せられた。現時点で原因の特定には至っておらず、県などは現場で検体を採取し県環境科学センターで分析する方針だ。

© 株式会社神奈川新聞社