東京メトロ、車両故障の予兆を自動検知 有楽町線・副都心線で10月から

東京地下鉄(東京メトロ)は、ブレーキ装置などの故障の予兆を検知するシステムを三菱電機と共同開発した。有楽町線・副都心線10000系車両で10月から運用を開始する。

同システムは、2018年度から丸ノ内線2000系などの新型車両に導入を進めている「車両情報監視・分析システム(TIMA)」の新機能として搭載されるもの。TIMAによって収集・送信される走行中の車両機器の動作データを自動分析することにより、故障の予兆を検知する。

まずは10月から有楽町線・副都心線の10000系において、ブレーキ装置および電動空気圧縮機(コンプレッサー)を対象に運用を開始する。今後、両路線で2021年2月に運用開始予定の17000系や他の機器にも展開していく予定。

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