新型コロナ関連倒産 大須のタピオカドリンク専門店ファーストZT(株)が破産開始決定

 ファーストZT(株)(TSR企業コード:132729580、法人番号:3180001138562、名古屋市中区大須4-1-79、登記上:春日井市大手町1190-35、資本金200万円、設立2019(令和1)年10月、代表取締役:趙鑫璋氏)は8月26日、名古屋地裁から破産開始決定を受けた。破産管財人には岡野陽介弁護士(名古屋ユナイテッド・パートナーズ法律事務所、同市中区丸の内3-17-13、電話052-951-2001)が選任された。
 負債総額は約2000万円。

 名古屋屈指の商店街である大須において、タピオカドリンク専門店をオープン。インバウンド需要を見込み、数十種類のドリンクメニューのほかパンケーキを取り揃え、カウンターやテーブルなど約40席を用意しイートインも可能な店舗を経営していた。
 事業は順調に滑り出したものの、「新型コロナウイルス」感染拡大によってインバウンド需要が消失。国内客も外出自粛などで集客が見込めず、先行きの見通しが立たなくなり、2020年4月に事業を停止していた。

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