JAL、エアモビリティ分野でVolocopterと業務提携

Volocopterの物資輸送用eVTOL機「Volodrone」

日本航空株式会社(以下:JAL)は、Volocopter GmbH(以下:Volocopter)とエアモビリティ分野における新規事業の創出を目的として、日本における市場調査や事業参画などの共同検討に関する業務提携を締結した。

Volocopterの移動用eVTOL機「Volocity」

JALは、「世界中のヒト・モノ・コトの距離を縮め、豊かな社会を実現する」ことを目標に、事業領域を拡げることを目指しているという。その一環として有望なスタートアップ企業への投資を行うCVC(コーポレート・ベンチャーキャピタルファンド)「Japan Airlines Innovation Fund」を通じて、シームレスな移動・輸送の実現への貢献が期待されるeVTOL機材を開発するVolocopterへ出資している。

同提携により、両社はeVTOL機材を用いた日本における移動・物資輸送サービス提供に共同で取り組むことに加えて、JALはVolocopterの持つ最先端技術やビジネスモデルとの連携を深めるとしている。

■業務提携の概要
  • eVTOLを用いた移動・物資輸送サービスなどを実現するための日本における市場調査
  • eVTOLを用いたサービスの事業化に向けたビジネスモデル構築と賛同企業の参加・協力の依頼
  • eVTOLを用いたサービスの事業化に向けた広報、マーケティング、組織戦略、財務戦略に関する検討
  • Volocopter機材の日本における実証飛行に向けた準備に関する検討
  • eVTOLの運航に対する社会全体の理解促進や、安全確保および騒音への対策など、「空飛ぶクルマ」 の普及に向けて解決すべき課題への取り組み

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