【2020年版】秋の京都を楽しもう!紅葉の見ごろとオススメ名所11選

古都・京都で紅葉を眺めよう

京都には歴史ある寺社仏閣が点在し、観光客に人気のエリアです。紅葉の名所としても有名で、とくに寺社仏閣とのコラボレーションはこの時期にしか見られない素晴らしさ。

例年の見ごろは11月上旬から12月上旬です。今回は数多くある京都の紅葉スポットの中から、オススメの11選をご紹介します。

目次

スポットのリンクをクリックすると、該当場所の紹介に行きます。

Go To Travelキャンペーンの予約HP:HISJTBエアトリ一休.comJ-Trip近畿日本ツーリスト日本旅行Yahoo! トラベル

1.北野天満宮

北野天満宮(きたのてんまんぐう)は学問の神様として有名な「菅原道真公(すがわらのみちざねこう)」を祀る、全国におよそ1万2千社を超える天満宮・天神社の総本社。受験勉強を控えた学生や資格試験に挑戦する人などが合格祈願によく訪れる、学業成就の聖地です。

見どころは、川沿いに沿って約300本のモミジが並ぶ「もみじ苑」。豊臣秀吉(※1)が1591年に築いた御土居(※2)に沿って植えられています。

御土居特設展望所から眺める境内全景や国宝の本殿、朱塗りの「鶯橋(うぐいすばし)」からの景色は美しさも一層際立ちます。また、茶室「梅交軒(ばいこうけん)」で和菓子お茶をいただきながら眺めるのもオススメ。

周辺は散策道になっており、モミジが色づき始めた頃にはライトアップも開催されます。

2020年の情報

もみじ苑:11月1日(日)~12月6日(日) 9:00~16:00
ライトアップ期間:11月14日(土)~12月6日(日) 日没~20:00
入苑料:大人1,000円、子ども500円(お茶菓子付き)

※新型コロナウイルス感染の状況により変更の可能性あり。

2.高台寺

季節ごと期間限定で行われるライトアップが人気の高台寺(こうだいじ)。秋は10月中旬から12月上旬の間に行われます。

秋になると高台寺の敷地内にある「臥龍池(がりょうち)」では、水面が鏡のように反射して紅葉が映り、時間を忘れて見入ってしまうほど。2017年はプロジェクションマッピングが行われ、「波心庭(はしんてい)」に映し出される光のアートが堪能できました。

また高台寺の近くには、京都最古の禅寺として知られる建仁寺(けんにんじ)があります。建仁寺でも美しい紅葉を見ることができるので、こちらもオススメですよ。

2020年のライトアップ情報

期間:10月23日(金)~12月13日(日) 17:00点灯

3.貴船神社

貴船神社(きふねじんじゃ)は水の供給を司る神様として崇められ、古くから京都の水源を守る神社として親しまれてきました。現在は縁結び(※2)の神様としても絶大な人気を集めています。

見どころは参道に並ぶ朱色の灯籠。紅葉とのコラボレーションは見る人を温かく包み込みます。また11月上旬から11月下旬の時期には紅葉のライトアップが行われ、とても幻想的な空間が広がります。

※:2020年9月現在、紅葉ライトアップ情報は未発表です。

4.永観堂

永観堂(えいかんどう)は古くから「モミジの永観堂」と呼ばれ、平安時代の歌集『古今和歌集』でも詠われたほど紅葉が美しいことで有名な場所です。

広大な境内には約3,000本のモミジが華やかに秋を彩ります。お堂や回廊近くの急斜面に植わっている岩垣モミジはここでしか見られないスポット。夜間ライトアップも行われ、昼とはまた違った表情を見せてくれます。

2020年のライトアップ情報

期間:11月7日(土)~12月6日(日) 17:30~20:30
拝観料:中学生以上600円

5.東福寺

京都最大級の伽藍(※3)がある東福寺(とうふくじ)では、秋になると約2,000本のカエデが色づき始めます。とくに本堂と開山堂(かいざんどう)を結ぶ通天橋(つうてんきょう)からの眺めは圧巻。この景色を目当てにした多くの観光客で毎年賑わいます。

毎週日曜日には朝6:30から座禅会を開催。座禅体験をしたあとに、朝から紅葉鑑賞するのもよいですね。

6.知恩院

知恩院(ちおんいん)は仏教の一派、浄土宗の総本山。日本最大級の木造二重門である「三門(さんもん)」や、開祖・法然上人を祀る本堂「御影堂(みえいどう)」など数多くの重要文化財があります。

また、除夜の鐘の大きさでも有名。高さ3.3メートル、重さ約70トンの鐘は僧侶が17人がかりで打ち鳴らします。

紅葉のオススメスポットは、三門のすぐ東側にある庭園「友禅苑(ゆうぜんえん)」と「方丈庭園(ほうじょうていえん)」。池を囲むように色づく紅葉が綺麗です。夜はライトアップも実施。幻想的な雰囲気に包まれます。

2020年のライトアップ情報

期間:11月7日(土)~11月29日(日) 17:30~21:00
拝観料:大人500円、子ども300円

7.京都御苑

京都御苑(きょうとぎょえん)は面積約65ヘクタールの京都を代表する国民公園です。江戸時代には邸宅の立ち並ぶ町であったことから、当時の屋敷や庭園などが残り、趣(おもむき)のある空間が広がっています。

木々は樹齢100年を超えるものも多く、秋になるとケヤキやイチョウが鮮やかに色づきます。広大な敷地内で、ゆっくりと紅葉を満喫してみてください。

8.白龍園

白龍園(はくりゅうえん)は1日100人限定でしか公開されない特別な場所。拝観できる時期も決められています。

庭園全域には美しい苔の景色が広がり、紅葉のコラボレーションは見事。その光景を見るべく多くの人がチケットを求めます。チケットの当日券は白龍園で購入できます。料金は10月が1,300円、11~12月が1,600円です。

2020年の特別拝観

期間:10月15日(木)~12月3日(木) 10:00~13:30(受付終了)

9.瑠璃光院

苔(こけ)のじゅうたんが見事な「瑠璃(るり)の庭」と、天に駆け昇っていく龍の姿を表現した「臥龍(がりょう)の庭」が見どころの瑠璃光院(るりこういん)。書院からはさまざまな角度で紅葉の庭を堪能することができます。

とくに2Fでは、黒いつややかな床に紅葉が反射する様子も美しく、まるで絵画のような光景です。

2020年の特別拝観

期間:10月1日(木)~12月20日(日) 10:00~17:00
拝観料:大人2,000円
※予約は公式HPフォームから行います。

10.嵐山

桜や新緑など通年を通して人気の嵐山。紅葉も例外ではありません。嵐山を背景にした渡月橋を筆頭に、世界遺産・天龍寺や高さ12メートルの多宝塔(たほうとう)周囲の紅葉など、数多くの紅葉スポットが点在しています。

また、嵯峨野トロッコ列車で巡る紅葉鑑賞の旅も欠かせません。京都に来たらぜひ足を運んでみてください。

11.哲学の道

銀閣寺から永観堂、南禅寺方面へと続く、約1.5キロメートルの道が「哲学の道」。道の脇には疎水(※4)が流れ、秋になると疎水沿いの木々が鮮やかに染まります。

見ごろを終えた落葉の時期は、赤や黄色のじゅうたんが道にひかれたようになり、ずっと散策を続けられそう。周辺の社寺と一緒に、紅葉巡りを楽しんでください。

おわりに

京都には数多くの紅葉スポットがあり、秋はとくに観光客の増える時期でもあります。有名スポットは早朝に回ってしまい日中は穴場を探すなど、工夫しながら秋の京都を楽しんでみてください。

元記事執筆:takagi

© 株式会社MATCHA