「かながわの名木100選」に選定され、地域の人に親しまれている綾瀬市早川の「笠間家のギンモクセイ」が満開となり、甘い香りを漂わせている。
笠間保一さん方に生息する樹齢約130年の老木で市の天然記念物。5本の株立ちで高さは約10メートル。9月末から小さな白い花が束生して咲きだした。
関東では黄花のキンモクセイが多いが、ギンモクセイは「上品で優しい香り」が特徴という。
見学用に庭は開放されており、妻の智子さんは「今年の開花は約1週間遅く、見頃は今週末まで。キンモクセイと香りの違いを楽しんで」と話している。