平均的なサラリーマンが「一番幸せ」になれる方法 第3回 年収400万円で行う「最初の投資」としてインデックス投資がよい理由

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投資には簡単な「鉄則」がある

は、投資を始める時に「やってはいけない」3つのことをお伝えしました。では、「実際に投資をスタートしよう!」と思ったものの、何から始めたらいいのか分からない。色々な投資の方法があるけど、自分に何が合っているのか分からないといった声があるでしょう。

今回は、投資を始めようと思った方に、投資の「い・ろ・は」であるデイトレード・長期投資・分散投資・積み立て投資についてお伝えします。

野球やサッカーもプレーをする時にルールや規則があるように、投資の世界も決まりごとや習慣、ものの考え方があります。一度覚えてしまえば自分の一生モノであり、難しいものではありませんので1つずつ見ていきましょう。

株取引は株価を安く買って、高く売るといった短期の値動きから利益を確保する取り引きのイメージが強いでしょう。株を保有してから同日で利益の確保を目指す「デイトレード」や、数日から数週間で利益の確保を目指す「スイングトレード」などがあります。

これらのスタンスも「お金に働いて」もらっているわけですが、サラリーマンやトレードを専業としていない人には、トレードは難しい側面があるのも事実です。そこで、重要になってくるのが、「長期投資」になります。

長期投資、分散投資、積み立て投資

長期投資

短期売買では手元資金が2倍、3倍に、時には10倍といったことも起こり得ますが、短期間で手元資金がゼロ、または信用取り引き等の場合マイナスになることもあります。長期投資は、短期間で売買を繰り返すのではなく、長期にわたって金融商品をそのまま持ち続ける投資のことです。

投資期間を長く保有することによって、投資の平均収益率は安定していく傾向にあります。2倍、3倍といった感覚ではなく、例えば、年3%の利回りで複利運用(運用で得られた利益の再投資)すれば十分に資金を作ることも可能です。

分散投資

投資には「分散投資」も重要です。分散投資は大きなリターンを得ることではなく、大きく負けないことが目的となります。そのために、「資産・銘柄」の分散、「地域の分散」、投資する時間をずらす「時間の分散」をします。

すべての資金をひとつの金融資産に集中させて運用し、万が一順調でない場合には資産全体に悪影響が及びます。そこで、値動きの異なる複数の資産に分散させ、リスクも分散します。

そこで、異なる状況にある地域の資産、通貨を組み合わせて投資を行うのが「地域の分散」です。また、一度に多額の投資を行うのではなく、投資のタイミングをずらすことでリスク分散するのが「時間の分散」となります。

積み立て投資

積み立て投資は毎月、一定額を淡々と購入する投資法で、有望株を探し出す技術や売買のタイミングを迷う必要がありません。ここで、長期間の積み立て投資をした場合の効果を見てみましょう。

例えば、月3万円20年間の積み立て投資をした場合、利回りが年率3.14%を毎年超えていれば1,000万円貯まることになります。もし、同じ条件で投資期間を30年とすると、月々1万6,000円で1,000万円貯まることになります。

積み立て投資は早くスタートすればするほど「時間を味方」にすることができます。少額投資で低リスク商品への投資を、若いうちから、早めに準備を始めることで、リスクを抑えつつ、長期投資の効果を得ることができるのです。

投資初心者にはインデックス投資型投資信託がオススメ

インデックス投資とは、投資信託のひとつで、個別銘柄と違い指数に連動した、バランス良い、低コストな投資方法です。

上記でお話した、分散投資・長期投資をインデックス投資は網羅しているのです。ひと言で説明すると、インデックス投資とは「世界中に分散投資し、長期保有することができる投資法」。世界では当たり前のスタンダードな投資法で、投資初心者でも簡単に実践できる、シンプルな投資法となります。

インデックス投資型投資信託って何に投資しているの?

インデックス投資型投資信託は、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)といった一般的な指数の値動きに連動した運用成果を目指します。つまり、市場の平均利回りを手軽に手に入れる投資手法がインデックス投資型投資信託です。

これに対して、アクティブ型投資信託は、市場平均を上回る運用成績をあげることを目指すものです。これは、運用のプロであるファンドマネージャーと運用チームが市場や個別銘柄の調査、分析を行い、その結果をもとに銘柄を選定して運用します。そのチームの力量にも左右されますし、必ずしも、一般的な指数のパフォーマンスを超えるとは限りません。

そのため、初心者であれば、インデックス運用をしているファンド(投資信託)からスタートするのがオススメです。

ファンドを購入する際は、インデックス運用、アクティブ運用のどちらが適しているのか、投資の方向性を決めたうえで銘柄を選ぶとよいでしょう。

投資と言えば、有望な企業の決算やニュースから紐解いて……そんな難しいことは最初から無理だ! と諦めないで下さい。

上記で見たように、インデックス投資は、銘柄選定もしなければ、投資のタイミングを自分ではかる必要もありません。世界中の株式や債券に分散したファンドから始めるだけです。

※次回以降に、さらにステップアップしたい方に、有望な企業の見つけ方やデータの読み方など、一人でできる実践方法をお伝えします。

人生はコンフォート(心地良い)ゾーンを超えて初めてスタートする

投資は自分の意志で、自分の未来を切り開いていく1つのツール。使いこなさないでいることのほうが、むしろ「リスク」です。

自分の人生を豊かにする便利な「スマホ」があるにもかかわらず、好き嫌いで使用しなければ、様々なチャンスや機会を失い、時代に取り残され、情報格差、ひいては所得格差につながっていきます。投資は「スマホ」と同じように、使いこなすべき「ツール」だと言えるでしょう。

人生はコンフォート(心地よい)ゾーンを越えて初めてスタートするといった言葉があります。少しだけ、背伸びをしてみて「投資」を初めてみてはいかがでしょうか。

次回は、最近の投資の新しいトレンドについてお伝えします。

馬渕磨理子