ウエルシアHD、「従業員持株ESOP信託」を再導入

【2020.10.07配信】ウエルシアホールディングスは、中長期的な企業価値を高めることを目的として、従業員インセンティブ・プラン「従業員持株ESOP信託」を再導入する。2015年10月からESOP信託を導入していたが、2020年9月に終了したことに伴い、再導入することとした。

ウエルシアホールディングスは、2020 年 10 月7日開催の取締役会において、中長期的な企業価値を高めることを目的として、従業員インセンティブ・プラン「従業員持株ESOP信託」の再導入を決議した。

導入の目的は、自社の成長を支える従業員に対する福利厚生制度をより一層充実させるとともに、株価上昇へのインセンティブを付与することにより、自社の業績や株式価値に対する従業員の意識を更に高め、中長期的な企業価値の向上を図ることとしている。

ESOP信託とは、米国のESOP(Employee Stock Ownership Plan)制度を参考に、従業員
持株会の仕組みを応用した信託型の従業員インセンティブ・プランであり、同社株式を活用した従業員の財産形成を促進する貯蓄制度の拡充(福利厚生制度の拡充)を図る目的を有するものをいう。

同社が「ウエルシアホールディングス従業員持株会」に加入する従業員のうち一定の要件を充足する者を受益者とする信託を設定し、当該信託は今後5年間にわたり同社持株会が取得すると見込まれる数の同社株式を、予め定める取得期間中に取得。その後、当該信託は同社株式を毎月一定日に同社持株会に売却する。信託終了時に、株価の上昇により信託収益がある場合には、受益者たる従業員の拠出割合に応じて金銭が分配される。

株価の下落により譲渡損失が生じ信託財産に係る債務が残る場合には、金銭消費貸借契約の保証条項に基づき、同社が銀行に対して一括して弁済するため、従業員の追加負担はない。

信託契約日は2020 年 10 月9日(予定)。
信託の期間は2020 年 10 月9日~2025 年 10 月 20 日(予定)。
受託者は、当社持株会の議決権行使状況を反映した信託管理人の指図に従い、当社株式の議決権を行使する。
取得株式の種類は普通株式で、取得株式の総額は50億円。
株式の取得期間は2020 年 10 月 13 日~2020 年 11 月 20 日(予定)で、取引所市場より取得する。

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