『ピッチ・パーフェクト』の女優アナ・ケンドリック、2020年の最も危険なセレブに

2020年10月8日
マカフィー株式会社

『ピッチ・パーフェクト』の女優アナ・ケンドリック、2020年の最も危険なセレブに
大物セレブのコンテンツ検索をターゲットにしたオンライン詐欺が増加

<ニュースハイライト>
・マカフィーによる毎年恒例の調査「2020年の最も危険なセレブ」で
女優のアナ・ケンドリックがトップに

・ブレイク・ライブリー、テイラー・スウィフト、ジミー・キンメルなど、
ベテラン女優やミュージシャン、トークショー司会者がトップ10入り

・名前をインターネット検索するとマルウェアや悪質サイトにつながる
危険性が高い有名人が調査で判明

デバイスからクラウドまでを保護するサイバーセキュリティ企業である
米国マカフィー(McAfee LLC、本社:米国カリフォルニア州)は、
ミュージカルコメディ『ピッチ・パーフェクト』や動画配信サービス
HBO Maxのオリジナルドラマ『LOVE LIFE(ラブライフ)』などで知られる
女優のアナ・ケンドリックが、マカフィーによる
「2020年の最も危険なセレブ」のトップにランクされたと発表しました。

今年で14年目を迎えるこの調査でマカフィーは、名前を検索すると、
気づかないうちにマルウェアがデバイスにインストールされるなど、
ユーザーを危険にさらすリスクが最も高い有名人を調査しました。

ケンドリックは2019年の調査では第4位でしたが、最近公開された映画
『TROLLS World Tour』(邦題:トロールズ ミュージック★パワー)の
ポピーの声で注目を集め、今年はトップとなりました。

2008年の『トワイライト』シリーズのジェシカ役で一躍有名になった
ケンドリックは、その後『ピッチ・パーフェクト』で大学1年生の
ベカ・ミッチェル役、『シンプル・フェイバー』でシングルマザーの
ビデオブロガー、ステファニー・スマザーズ役など、愛らしい役どころから
風変わりなキャラクターまでを、スクリーン上で生き生きと演じてきました。

マカフィーの調査では、彼女の名前を検索すると、
どの有名人よりも有害なリンクに誘導される危険性が高い、
今年最も危険な有名人であることが明らかになりました。

ケンドリックに続いて第2位は、ラッパー、音楽プロデューサー、
実業家と多彩な顔を持ち、P・ディディーの愛称で知られるショーン・コムズ、
第3位は女優ブレイク・ライブリーでした。

第4位にマライア・キャリー、第5位にジャスティン・ティンバーレイク、
第6位にテイラー・スウィフトと大物ミュージシャンが続き、さらに、
トーク番組司会者ジミー・キンメル(第7位)、女優ジュリア・ロバーツ(第8位)、
女優兼コメディアンのケイト・マッキノン(第9位)、
そしてシンガーソングライターのジェイソン・デルーロ(第10位)の順でした。

2020年は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による外出制限で、
米国ではオンライン利用が非常に活発になり、人々はさまざまなデバイスを
使ってインターネット上のいろんなエンターテイメントを探し求めました。
世界的なパンデミック(感染流行)の中で消費者は、無料で楽しめる映画や
テレビ番組からセレブの最新ニュースまで有名人のデジタルコンテンツを
満足いくまで楽しむようになったのです。

ハッカーはこの流れをとらえ、消費者の行動を分析し、
詐欺の手口を巧妙化させました。

マカフィーのコンシューマーエンドポイント事業部バイスプレジデントである
ベーカー・ナンドゥル(Baker Nanduru)は、次のように述べています。

「サイバー犯罪者は、消費者のセレブ信奉を巧みに利用して、
無防備なファンを悪意のあるWebサイトに誘導します。
その結果、デバイスにマルウェアがインストールされ、
個人情報やログイン情報が流出する可能性があります。
消費者がこれまでになく無料のオンラインエンターテイメントを求めて
Webを検索している今、サイバー犯罪者は、無料コンテンツの提供を装う
偽サイトの構築などの詐欺行為を続けています。
ファンは安全なデジタルライフを送るためにも警戒を怠らず、
安易なクリックをしないことが重要です。」

<2020年 最も危険な有名人トップ10(米国版)>

順位 有名人
1 アナ・ケンドリック
2 ショーン・コムズ
3 ブレイク・ライブリー
4 マライア・キャリー
5 ジャスティン・ティンバーレイク
6 テイラー・スウィフト
7 ジミー・キンメル
8 ジュリア・ロバーツ
9 ケイト・マッキノン
10 ジェイソン・デルーロ

根強い人気のミュージシャン
今年はライブコンサートやフェスティバルが中止になったとはいえ、消費者は
このいまだかつてない時代の中で、新旧問わず音楽を求め続けています。
ジャンル、背景、世代を超えて幅広い層からの支持を得るミュージシャンが、
最も危険な有名人トップ10のうち半分を占めました。

ラッパー、作詞家、音楽プロデューサーのショーン・コムズ(第2位)は、
MTVの「Making the Band(メイキング・ザ・バンド)」の復活を発表すると
ともに、ほかの有名人とともに医療従事者のための募金活動を行う
ダンスマラソンを主催し、ファンの注目を集めました。
コムズは2017年に8位に入っており、音楽業界だけでなく、
マカフィーリストにとってもお馴染みの顔です。

外出制限の期間中、マライア・キャリー(第4位)は
新アルバムのリリースとホリデーシーズンに向けた特別番組を
Apple TV+で配信することを発表しました。
ジャスティン・ティンバーレイク(第5位)は第2子が誕生し、
テイラー・スウィフト(第6位)はサプライズで
新アルバム『folklore』をリリースしました。

2020年はクラシックに注目が
ニューノーマルという新しい生活様式の中で過ごす今年、ベテランの
アーティストが注目されたのは、消費者が安らぎを求めたからでしょう。
クラシックなロマンティックコメディ、ミュージカル、心温まる映画など
さまざまなジャンルの有名人がランクインしています。

『ピッチ・パーフェクト』のアナ・ケンドリック(第1位)も、
『旅するジーンズと16歳の夏』のブレイク・ライブリー(第3位)も、
作品を懐かしむファンにはお馴染みの女優です。
『プリティ・ウーマン』や『食べて、祈って、恋をして』の
ジュリア・ロバーツは第8位で10年ぶりにトップ10入りしました。
当時は第2位でした。

コメディアンは笑いと一緒にマルウェアを持ち込む
女優でコメディアンのケイト・マッキノン(第9位)は、
ドキュメンタリー番組『タイガーキング』にキャロル・バスキンとして
主演すると発表しました。
世界中が注目するこの番組をめぐる論争は収まりそうにありません。

夜のトークショーの司会者ジミー・キンメル(第7位)は
今年もランクインしました。
キンメルは今年夏の初め、家族との時間、エミー賞の司会に向けての
準備のため、夏の間番組を休止すると発表しました。

オンラインで安全に過ごすための注意
次の注意を参考にして、ネット上での安全な行動を心がけましょう。

・クリックするときは要注意:
過去10年間の人気の青春映画や、お気に入りの有名人の
最新情報を検索しているユーザーは注意が必要です。
信頼できるリンクのみをクリックしてください。

マルウェアに感染の恐れがある不審なサイトは閲覧せず、
正規のテレビ動画・映画配信サービスのプラットフォームを利用したり、
公式Webサイトからの配信を待ったりすることが最も安全な方法です。

・違法なストリーミングサイトを避け、不審なMP3ファイルをダウンロードしない:
安全性を犠牲にしてまで、ジャスティン・ティンバーレイクの
大ヒット曲を聴いたり、テイラー・スウィフトのサプライズアルバムの
ストリーミングに飛びつくのはおすすめしません。

たとえコストがかかっても、
正規の音楽ストリーミングプラットフォーム以外は使用しないことが大切です。
多くの違法なストリーミングサイトには、
MP3ファイルを装ったマルウェアやアドウェアがあふれています。

・セキュリティ・ソリューションでオンラインの安全を確保:
McAfee Total Protectionなどの包括的なセキュリティ・ソリューションを
使用して、サイバー犯罪者から身を護ってください。
これはマルウェアやフィッシング攻撃などの脅威からユーザーを保護してくれます。

・ペアレンタル・コントロール・ソフトウェアを使用:
子供もまた有名人のファンです。子供のデバイスに制限を設定し、
ペアレンタル・コントロール・ソフトウェアを使用して悪意あるWebサイトや
不適切なWebサイトにアクセスしてしまう危険性を最小限に抑えてください。

<詳細情報>
・調査についての詳細は、以下をご覧ください。
ベーカー・ナンドゥル(Baker Nanduru)のブログ記事はこちら:
https://blogs.mcafee.jp/most-dangerous-celebrity-2020/

<調査方法>
Google API Console を利用して、人気のあるモバイル、PC、
プラットフォーム ゲームを修飾語(例:celebrity + torrent)と
組み合わせて検索することで、調査を実施しました。
「最も危険な」とは、実際のところ、
検索対象として人気が高い有名人であることを意味しています。

今年は次の用語が検索に使用されました。
・Torrent
・Free mp3
・Nudes
・Pirated download

検索結果のドメインとURLは、「マカフィー ウェブアドバイザー」の
データを使用して、リスク「高」、「中」、「不明」の3つに分類されます。
また、URLは、危険度に応じて設定された-127から+127の間のスコアで
評価され、スコアが高いほどWebサイトの危険度が高いことを意味します。
スコアの算出には以下の数式を使用しています。

危険度=1x(危険度・高)+0.5x(危険度・中)+0.13x(危険度・不明)

■マカフィーについて
マカフィーはデバイスからクラウドまでを保護する
サイバーセキュリティ企業です。業界、製品、組織、そして個人の垣根を
越えて共に力を合わせることで実現するより安全な世界を目指し、
マカフィーは企業、そして個人向けのセキュリティ ソリューションを提供しています。
詳細は https://www.mcafee.com/ja-jp/ をご覧ください。

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