コロナ禍、やっと茶摘みできた 足柄茶の農園でオーナーら

秋芽を摘む1坪オーナーら=山北町内(県農協茶業センター提供)

 神奈川県農協茶業センターが行っている足柄茶ファームの「1坪オーナー」らによる茶摘みが4日、山北町内で行われた=写真(同センター提供)。オーナー特典の一つで、今年は5月の一番茶摘みが新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止。二番茶も天候不調で十分にできなかったため、今回初めて秋芽を摘むことにした。

 この日は午前と午後の2回に分け計約20組55人が参加。希望者には茶摘み娘の衣装も貸し出し、本場の気分を楽しんだ。また、秋芽の天ぷらを足柄茶の粉末に塩をまぜた「足柄茶ソルト」で風味を味わった。

 同センターは5年以上遊休地だった茶畑を復活させて1坪オーナー制度を行っている。年会費は1万5千円で、茶摘み体験のほか、春に新茶セットや秋に「箱根山麓紅茶」などが贈られる。問い合わせは、同センター電話0465(77)2001。

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