ゴーセンのアジング用ライン『ルミナシャイン』がすごい! 夜でも見やすい集光ラインを徹底解剖!

近頃、ナイトゲームアジングでラインが結びづらい。そんな悩みを解消してくれるのが、今までになかった集光機能を搭載したアジング用ライン「ルミナシャイン」だ。でも、集光機能ってどんなものなの!? そして、ポリエステル系ラインとしてどんな使い心地なのか? 発売メーカーのゴーセン広報担当者へ直撃インタビュー!

ルミナシャイン(ゴーセン)

積極的にラインを光らせてメンディング&アタリ穫り

水に浮くナイロン、一方で沈むフロロの間にある中層を攻略できる、ポリエステル製モノフィラメントライン。特殊染料により集光して彩度が非常に高く、ナイトゲームでも視認性が高い。

スペック
●サイズ:0.2号、0.25号、0.3号、0.4号、0.5号、0.6号 ●カラー:全3色 ●価格:オープン

常夜灯のかすかな明かりでも見やすい「集光ライン」

ナイトゲームが主体のアジングではヘッドライトで手元を照らしつつ、常夜灯の明かりでどうにかガイドにラインを通しジグヘッドを結ぶ。ラインの先がわからなくなったり、細いラインなので見失うことも…。そんな悩みを少しでも手助けしてくれるのが、ポリエステル集光ラインの『ルミナシャイン』だ。

ゴーセンフィッシング開発部「ラインの切り口に光を集めてくれる特性をもつラインなんです。ライン先端部がよく見えるのでナイトゲームでも扱いやすいんです」

このラインは、ライン表面から集めた光を内部で乱反射させ断面方向へ放出する特性をもっている。だから夜の少ない明かりでも視認性抜群! 漁港といった常夜灯が多い場所はもちろん、ゴロタ浜や磯など明かりが少ない釣り場でも扱いやすいのだ。でも…魚からもよく見えてしまうのでは!?

横からは見えにくいステルス性をもつライン

集光で見えやすい。しかし、これは魚にもラインの存在を気付かせプレッシャーを与えてしまう…アングラーならそこが気になるはず。

ゴーセンフィッシング開発部「ライン内部に入った光を切り口といった断面へ出す特殊素材を使用していますので、ラインの横からは見えにくいんです。だから魚へのプレッシャーは極力かけないようになっています」

見えやすいのに、水中では魚から見えにくい。これが集光ラインであるルミナシャインの最大の特長といえる。

ゴーセンフィッシング開発部「実はもう1つ特長がありまして、ショック切れを抑えたバランス設計になっています」

ポリエステル系のラインは硬く感度は良いが伸びにくい特性があり、そのため切れるイメージを持つ人もいる。しかし、やや専門的な表現にはなるが、ルミナシャインはポリエステル樹脂の配向度(結晶化度)をコントロールし、高分子の並びに若干の歪を持たせており、これで突発的な衝撃を吸収する構造となり、高切れや魚の急激な引きにも耐えられるようなバランス設計になっているという

ゴーセンフィッシング開発部「数字では出てこない実釣レベルのテストを幾度も重ねてきて、最初の伸びを抑えつつ最後のちょっとした伸びを残す設計になっています。最後の一踏ん張りができるラインです」

視認性抜群のイエロー、レッドにステルス性の高いパールカラーが追加

ルミナシャインのラインカラーは3つ。ナイトゲームで特に視認性の良いイエローとピンクは元々のラインナップ。

イエロー
ピンク
パール

さらに、デイゲームでも視認性が良くステルス性をアップしたパールカラーが昨年から追加されている。このカラーの特長は、透明だけど紫外線がまだ残っているデイゲームや夕マズメではケイムラっぽく光って見えてくれるのだ。

①の写真は紫外線が少ない日影でのパールカラー。②の写真は太陽光を浴びたパールカラー。その差は見て分かる通り、デイゲームでも細いラインが見えやすいようにパール色に輝いている

幅広い号数などビギナーでも安心して使える設計!

見えやすく、切れにくいラインのバランス設計など、ルミナシャインはビギナーからベテランまでだれにとっても「扱いやすく」が基本デザイン

ゴーセンフィッシング開発部「ポリエステルラインは『ホンテロン』など投げ釣り用のライン、リーダーやハリスなど古くから扱っているメーカーです。

仕掛け用ハリスの定番『ホンテロン』

さらにはテニスのガットなどもポリエステル製品として製作していますので、様々な樹脂をトライしてきた実績もあります。まずはポリエステルラインを幅広いユーザーさんに使ってほしいので、トラブルレスを重視した設計コンセプトになっていますので、ビギナーの方にも安心して使ってもらえると思います

ポリエステル製のテニス用ガット『 G-TOUR 』シリーズ。

号数のラインナップも豊富で、現在ポリエステルラインの主流となっているは0.3~0.4号だが、0.2、0.25、0.3、0.4、0.5、0.6号と6サイズ。太めの号数はビギナーの方にも安心して扱ってほしいという意図があるという

ゴーセンフィッシング開発部「フロロカーボンラインほどクセがつきにくく、適度な1.38比重なので風がある日でも超軽量ルアー、ジグヘッドもキャストしやすいんです。この特性からアジング以外にエリアトラウトなど、扱える幅は広いので様々な釣りで使用できると思います」

ほかには無い集光ライン、さらに伸びしろを残した安心のバランス設計。ナイト&デイ、どちらのアジング釣行でもトラブルレスに楽しむアイテムとして活躍できそうだ!

編集部・大木もイエローカラーを愛用。デイ&ナイトともに視認性がよくトラブルレスでお気にいり!!

© 株式会社 内外出版社