諫早市長選出馬判断「今議会で表明せず」 現職宮本氏がコメント

 任期満了に伴う諫早市長選(来年3月21日告示、同28日投開票)を巡り、宮本明雄市長(71)=3期目=は7日、9日に閉会する9月定例市議会の本会議で同市長選に関する自身の判断を表明しない、とする異例のコメントを発表した。
 定例会一般質問で4選出馬の意欲を再三、問われたが、宮本市長は新型コロナウイルスへの対応などを理由に明言を避けた。その後も、市内の政治関係者の間で「市議会最終日の9日、何らか表明するかもしれない」と注目されていた。
 コメントは文書で諫早記者クラブに配布。「いろいろな方の意見を伺いながら、熟慮を重ねている。コロナ対応など市長の職務に全力に取り組んでいる」とした上で、次期市長選に関して「しかるべき適切なタイミングで発表したい。過去3回の市長選は12月に表明している」と発表時期への理解を求めた。
 同市長選には、元国土交通省職員で新人の山村健志氏(46)が出馬表明している。

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