ハイム、新アルバムから「マン・フロム・ザ・マガジン」MV公開

カリフォルニアの3姉妹グループ、ハイムが、最新アルバム『ウーマン・イン・ミュージック パートⅢ』より「マン・フロム・ザ・マガジン」のミュージック・ビデオ(MV)を公開した。

YouTube: Haim - Man From The Magazine (Official Video)

MVは、『ブギーナイツ』、『マグノリア』などの映画を手掛けてきた世界的映画監督であるポール・トーマス・アンダーソンが監督を務めた。ハイム3姉妹の次女ダニエルが男性客のオーダーを取りながら、女性が男性に見下される胸中の思いを赤裸々に綴る「マン・フロム・ザ・マガジン」の歌詞を口ずさむ内容となっている。

ミュージック・ビデオの公開に際し、ハイムは次のようにコメントしている。

“このビデオは『ウーマン・イン・ミュージック パートⅢ』のジャケット写真を撮影した日にそのまま撮影したの。アルバムを通しで聴いた後にポールが思いついたアイディアでみんなこの曲はビジュアルを伴う何かが必要だと強く感じた、だからダニエルがマイクを付けながらデリの中で、生で歌唱をしたの。”

「マン・フロム・ザ・マガジン」は、女性バンドとして活動するハイムに対し、男性優位的な考えを持つ一部の男性に当てて書かれたもの。以前に長女エスティはライブ中に気分良く演奏し、他の男性バンドらと同じように“イカした”表情をステージで見せた際に、後日行った男性インタビュアーからのインタビューの質問で“ベッドの中でも普段からそういった表情を見せるのか?”と聞かれたそう。

当時はジョークにして誤魔化していたそうだが、今同じことを訊かれたらきっと“顔にパンチする”とコメントしている。こうした男性ならやって当然のことを女性である自分がやると、好奇の目に晒されてしまう風潮を馬鹿馬鹿しいと表現し、多くの女性に共感心をもたらす1曲となっている。

なお、『ウーマン・イン・ミュージック パートⅢ』は、全英アルバム・チャートにて初登場1位を獲得している。

■商品情報

ハイム

『ウーマン・イン・ミュージック パートⅢ』

輸入盤・デジタル配信中

国内盤CD 2020年7月1日発売

全16曲収録、歌詞対訳、解説付 // ¥2,500(税抜) // UICP-1205

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