まちに子どもたちの遊び場を 11月3日、日本冒険遊び場づくり協会の瀬戸博樹さんが講演「あそぼうつくろうプレーパーク」

▲関戸博樹代表

 昔は土管の置かれた空き地などがあちこちにあり、自由に遊ぶ子ども達の姿も日常的に見られたが、現代ではそうした場所や風景は縁遠いものに。地域づくりのきっかけともなる、子ども達の遊び・遊び場について、一緒に考えてみませんか?

 講演会「あそぼうつくろうプレーパーク~あそびで変わる! 子どもとまち」が、11月3日(火・祝)午後1時から4時まで旧県会議事堂(山口市滝町1)夢交流ホールで開かれる。日本冒険遊び場づくり協会代表で “プレイワーカー歴16年”の関戸博樹さんが「遊びで育つ子どもの生きる力」「遊び場づくりでまちが変わる」の演題で話す。

 対象は、保護者など子どもの成長に関わる人や、保育・教育・まちづくりに関心のある人。参加費は500円(学生は無料)で、事前申し込みが必要。定員は先着50人。希望者は、名前、住所、電話番号、メールアドレス、託児(1人につき500円)が必要な場合は子どもの名前と年齢を明記し、ファクスまたはメールで主催のこどもステーション山口(TEL・FAX083-925-1486、co26station@yahoo.co.jp)へ。託児申し込みは10月26日(月)締め切り。なお、新型コロナウイルスの感染状況によってオンライン講演に変更となる場合がある。

 プレーパークは別名「冒険遊び場」とも呼ばれ、その原型は第二次世界大戦中にコペンハーゲン(デンマーク)の郊外で生まれた。日本では1979年に第1号となる羽根木プレーパーク(東京都世田谷区)が誕生。山口県では2013年萩市に、2020年度には宇部市に設置された。自由に遊ぶ一方で「自分の責任で遊ぶ」ことの大切さを子どもたちに伝えるため、大人の「プレーリーダー」が見守りと環境づくりを担っている。

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