熊野古道であぶりアユ作り

秋の風物詩、和歌山・田辺

©一般社団法人共同通信社

炭火でじっくりとあぶられるアユ=和歌山県田辺市

 熊野古道歩きの拠点の一つ、和歌山県田辺市の神社「滝尻王子」そばの土産物店で、秋の風物詩・あぶりアユ作りが進んでいる。店の近くを流れる富田川で取れたアユを炭火であぶった昔ながらの保存食だ。

 作業するのは経営する木田豪さん(50)ら。多い時は一度に約200匹を扱う。温度の違う炭火を3カ所に用意し、高温から低温へとアユを移しながら、丸2日かけてじっくりとあぶっていく。

 数匹を縄でくくってつるした商品は3500円。今では見かけることが少なくなった保存法で、珍しさも手伝い人気は高い。木田さんは「手間がかかって大変。でもやめるわけにはいきません」と炭火に向かった。