クイーン+アダム・ランバート、ライブ前のヴォーカル・ハーモニーのウォーミングアップ映像を公開

Photo: Ethan Miller/Getty Images

クイーンのサウンドを持つ最大の特徴の一つは、多彩で分厚いハーモニーだ。クイーン+アダム・ランバートは、ステージ上でを難なくこなしているが、完璧な音程で歌いそれを揃えるには多くの努力と準備が必要とされる。映像作品もついた新しいライブ作品『Live Around The World』の発売を記念して公開されたショートビデオでは、彼らの印象的なヴォーカルのウォームアップの舞台裏を見ることができる。

この映像では、ブライアン・メイ、ロジャー・テイラー、アダム・ランバートが、バンドの1984年のアルバム『The Works』のシングル「Hammer to Fall」を楽屋でリハーサルするの様子が捉えられている。その後、彼らはバンドのヒット曲「Somebody to Love」を練習している。ショーの前に行うこの儀式についてブライアンは「昔のようにバンドルームに集まってハーモニーの確認をするんです。それがショーの前の儀式なんだ」と説明している。

また、このビデオで紹介されているコンサート映像は、クイーン+アダム・ランバートの初のライブアルバム『Live Around The World』に収録されているものだ。このアルバムにはリスボンのロック・イン・リオ、イギリスのアイル・オブ・ワイト・フェスティバル、日本のサマーソニック、ファイアー・ファイト・オーストラリアのベネフィット・ショーなど、200以上のライヴからテイラー、メイ、ランバートが個人的に選んだコンサートのハイライトなど20曲が収録されている。

『Live Around The World』は、1986年のクイーンのLive Magicツアーやクイーン+ポール・ロジャース以来となるクイーンのライブ・アルバム。前述のQ&Aの中で、2009年にグループに加入したアダム・ランバートについてブライアンにつてこう説明している。

「私たちもアダムからたくさんのものをもらいました。新しい血を注入された気分です。いつもたくさんの素敵なアイディアと熱意を持って来てくれる弟。もし彼がいなかったら、ロジャーも僕もここにこうしていません」

Written By Sophie Smith

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クイーン+アダム・ランバート『Live Around The World』
2020年10月2日発売

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