暮らしに役立つ情報をお伝えするTOKYO MX（地上波9ch）の情報番組「東京インフォメーション」（毎週月―金曜、朝7:15～）。今回は「里親月間」で里親制度の普及啓発の実施や、都立高での発達障害教育が充実することを紹介しました。
◆「里親制度」の普及啓発活動
10月と11月は、「里親月間」です。東京都では、里親制度の普及啓発を実施しています。
都内には、親の病気や離婚、虐待など様々な理由により親元で暮らすことのできない子どもが、約4,000人います。都は、このような子どもたちを家庭に迎え入れて家庭的な環境で育てる「里親制度」を推進しています。
そんな「里親制度」について知っていただくため、都ではその普及啓発を進めています。
「里親」という言葉は皆さんご存じだと思いますが、身近に「里親」をしている人がいるという人は少ないと思いますし、まだまだ一般的な制度にはなっていないのではないかと思います。
里親には、養子縁組を目的とする制度もありますが、一定期間、子どもを預かり育てる「養育家庭」と呼ばれる里親のもとで暮らす子どもの数が多いです。
里親に預けられる子どもは、赤ちゃんから中高生まで、年齢は様々です。子どもの実親の状況により、途中で元の家庭に戻ることもあります。里親が地域の中で子育てをすることがごく普通のこととして受け入れられる社会となることを、東京都は目指しています。
東京都では、里親制度PRキャラクターを作りました。ペンギンをもとにした「東京都里親制度普及啓発キャラクターさとぺん」です。ペンギンは子煩悩な動物で、オスとメス、群れで協力してヒナを守り、子育てをします。ペンギンのコミュニティーがヒナを守り育てるように、里親や社会が手を取り合いながら子育てをしていくこと、里親がごく普通のこととして受け入れられるような社会になるようにという願いを込めています。「さとぺん」という名前は、昨年度、都民の皆様からの投票で決定しました。
東京都では、毎年10月と11月の「里親月間」を中心に、啓発活動に取り組んでいます。区市町村と連携して、「養育家庭」の子育て体験などを聞くことができる体験発表会などのイベントも都内各地で開催しています。イベントによっては「さとぺん」も登場します。里親制度や体験発表会などの詳細については福祉保健局のウェブサイトをご覧ください。
関連リンク
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/09/03/07.html
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/
◆都立高での発達障害教育充実へ
来年度から全ての都立高校で、発達障害のある生徒が特別な指導を受けられる環境が整備されます。
具体的には、対象となる生徒が大部分の授業を通常の学級で受けながら、一部の授業について、障害に応じた特別の指導を特別な場で受けられる「通級」による指導を希望し、学校と都教育委員会が通級による指導が必要と判断した場合、在籍する学校で実施して、在籍校の先生と専門的な知識やノウハウのある支援員がティームティーチング形式で指導を行います。
一方、土曜や夏休みに学校以外の会場で実施しているコミュニケ―ションアシスト講座は、引き続き実施されるということです。
詳しくは、東京都教育委員会のウェブサイトをご覧ください。
関連リンク
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/press/press_release/2020/release20200924_02.html
◆「未成年者喫煙防止ポスターコンクール」の作品を募集
東京都は、「未成年者喫煙防止ポスターコンクール」の作品を募集しています。
今回、募集する作品のテーマは「未成年者の喫煙防止」で、題材は「未成年者の喫煙防止を呼びかける内容」「受動喫煙の防止を呼びかける内容」「禁煙の大切さを伝える内容」の3つです。
応募資格は都内在住・在学の小学4年生～6年生、中学生、高校生です。作品は、B3程度の用紙を縦に使用してください。
応募の締め切りは11月20日（金）で、各部門につき最優秀作品1点、優秀作品5点が選ばれます。発表は、2021年1月ごろの予定です。
関連リンク
https://www.metro.tokyo.lg.jp/tosei/hodohappyo/press/2020/09/30/08.html
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kensui/kitsuen/miseinenbousi/competition.html
＜番組概要＞
番組名：東京インフォメーション
放送日時：毎週月―金曜 7:15～7:20
キャスター：久保井朝美、平川彩佳
番組Webサイト：https://s.mxtv.jp/tokyoinfo/
