NTT Com、データ利活用により新たな街の魅力を引き出すソリューション「FUN COMPASS」の提供開始

新型コロナウイルスの感染拡大により、移動中の感染リスクが高まる遠方への外出が難しくなったため、近隣で観光や散策を楽しむマイクロツーリズムが注目されている。それに伴い、エリア開発を行う自治体やデベロッパーでは、訪問客が近隣地域の魅力を再発見する仕掛け作りに対するニーズが高まっている。NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は、都市の抱える社会課題をデータ利活用などにより解決するスマートシティの実現に向けた取り組みの一環として、データ利活用により更なる街の魅力を引き出すソリューション「FUN COMPASS」の提供を2020年10月14日より開始する。同ソリューションは、年齢や嗜好などの属性データや、時間や位置などの変動データを活用し、お勧めスポットや店舗など最適な街歩きを実現する情報を訪問客に提供するリコメンドエンジンである。訪問客はスマートフォンを介し、最適な情報を受け取ることができる。提供する情報は、訪問客ごとにパーソナライズされています。そのため、全員に同じ情報を提供する観光雑誌やWebとは異なり、訪問客それぞれに合わせた情報の提供が可能となる。また訪問客の好みの予測に使うデータ項目が多岐にわたるため、パーソナライズの精度が高く、訪問客により最適な情報を提供する。リコメンドされる情報は年齢、嗜好、訪問の目的などの属性データに加え、時間や位置情報などの変動データを活用するため、訪問客に提供される情報は常に変化する。そのため、訪問するたびに以前とは異なる街の魅力を訴求可能だ。また、訪問客に対して店舗で使えるクーポンを配信することができる。訪問客の街への訪問を促すことで、街全体の活性化に貢献する。同ソリューションを使うことで、店舗、観光スポット、イベントなどの最適な街歩き情報が多数提供されるため、訪問客がさまざまな場所に訪れることを促す。また使用するたびに異なる情報が提供されるため、同じ街でも違う街歩きができ、リピート訪問の促進に繋がる。

訪問先の増加とリピート訪問促進のイメージさらに、エリア開発を行う自治体やデベロッパーが同ソリューションを契約し、街の店舗に登録してもらうことで、訪問客の好みに合えば最適な街歩き情報としてリコメンドされるため集客に貢献することができる。

集客のイメージ今後、NTT Comの次世代プラットフォーム「Smart Data Platform」上に蓄積したデータを同ソリューションで活用することで、よりパーソナライズ化された街歩き情報を提供する機能をリリース予定だ。

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