新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で9日、新たに10歳未満～90代の男女77人の感染が確認された。うち39人の感染経路が不明。また、横浜市の80代男性が死亡した。
亡くなった男性は市内在住。入院していた戸塚共立第1病院（同市戸塚区）でクラスター（感染者集団）が発生し、9月20日に陽性と判明した後に市内の別の病院に転院していた。死因は誤嚥（ごえん）性肺炎という。
クラスターが確認されている同市内の特別養護老人ホームでは、新たに40代の男性職員と入所している80～90代の女性2人の感染が判明。同施設での感染者数は計10人となった。
厚木市では、40代の男性宅で開かれたホームパーティーの出席者4人の感染を新たに確認。パーティーは親族や友人15人が集まって約5時間開かれていたといい、出席者の感染確認は男性を含めて8人となった。
茅ケ崎市では、同市保健所管内（同市、寒川町）の保育施設で起きたクラスターの関連で、新たに3人の感染を確認。同施設の感染者は28人となった。
在日米海軍横須賀基地司令部は9日、同基地で新たに関係者2人の感染を確認したと発表した。同基地の同日現在の感染者数は6人。
日本郵便南関東支社は9日、横浜金沢郵便局（横浜市金沢区）で窓口担当の社員が感染した、と発表した。同日午前から窓口や配達など全業務を休止。施設内を消毒後、市保健所の指示を待って再開する方針。
