台風14号による大雨 土砂災害に厳重警戒

台風14号は午前10時現在、近畿潮岬の南にあって、北東方向に進んでいます。この台風は今後も東よりに進んで東海道沖に達し、勢力を弱めながら次第に進路を南よりに変える見込みです。

台風の接近や前線の影響で、近畿から関東を中心に大雨となっています。特に伊豆諸島では土砂災害の危険度が極めて高くなっている所があります。また、西日本太平洋側ではきょう10日にかけて、東日本太平洋側ではあす11日にかけて非常に強い風が吹き、海上は大しけとなるでしょう。土砂災害に厳重な警戒をし、暴風や高波、低地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒してください。

あす11日は、前線や湿った空気の影響で、関東や北日本太平洋側を中心に雨が降るでしょう。きょうと比べて雨は弱まる所が多いですが、伊豆諸島は引き続き大雨となる見込みです。その他の地域は概ね晴れるでしょう。

気象予報士・吉澤 巧

画像について:10日午前10時の台風14号の位置と進路予想。

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